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ぼくらのサイテーの夏 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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 最近の児童書はあな…

 最近の児童書はあなどれない。あさのあつこさんといい森絵都さんといい そしてこの笹生陽子さんといい 児童書の枠に囚われず大人も十分に楽しめる作品が次々と出てきている。笹生さんは 中でも児童書らしい児童書 テーマがはっきりしていて分かりやすいですね。

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階段落ちという危険な…

階段落ちという危険なゲームでケガをした僕は、罰として夏休みをプール掃除でつぶすことになった。大人っぽい謎の同級生・栗田と一緒に―「ぼくらのサイテーの夏」。6年3組、山口拓馬。ヤル気になればたいがい何でも出来るのに、決して本気にならない性分。それなりに平和な日々を送っていたはずが、...

階段落ちという危険なゲームでケガをした僕は、罰として夏休みをプール掃除でつぶすことになった。大人っぽい謎の同級生・栗田と一緒に―「ぼくらのサイテーの夏」。6年3組、山口拓馬。ヤル気になればたいがい何でも出来るのに、決して本気にならない性分。それなりに平和な日々を送っていたはずが、病気がちの弟・健児が7年ぶりに家へ戻ってきてからどうにもついていない―「きのう、火星に行った」。少年たちの熱い物語!

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小学校最後の夏休み。…

小学校最後の夏休み。ぼくを待っていたのはプールそうじだけだった。小学生から大人まで幅広く読めますよ。うだるように暑いサイテーの夏が始まった。

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2020/11/09

小学校6年生。小学校の他学年とは何か違う微妙な年頃。中学生の一歩手前。友達との出会い、家族との関係、自我。多感だからこそ大きく変わる時。変わるためにはたくさんもがいて自分で一歩踏み出すこと。きっとそういうことなんだろう。『きのう、火星に行った』もよかった。いい時期だ、6年生。

Posted byブクログ

2009/10/04

「ぼくらのサイテーの夏」は、すらすらと読めましたが、やけに「、」が多かったような気がします。話も夏っぽくてさわやかな小学生らしくて良かったと思います。 昨日、火星に行った。という話もあるんですけど、どちらも小学生の時に読めばよかたかなと思いました。小学5,6年にはおすすめ。

Posted byブクログ

2009/10/04

主人公・桃井は小学6年生。終業式の日に「階段落ち」と呼ばれているゲームで腕を怪我してしまい、危険な遊びをした罰として夏休みの間中プール掃除をすることに。 一緒に掃除をする栗田は、階段落ちで桃井に勝った相手な上に、クールで大人で家庭崩壊の噂のある奴で。 桃井のサイテーの夏休みを描い...

主人公・桃井は小学6年生。終業式の日に「階段落ち」と呼ばれているゲームで腕を怪我してしまい、危険な遊びをした罰として夏休みの間中プール掃除をすることに。 一緒に掃除をする栗田は、階段落ちで桃井に勝った相手な上に、クールで大人で家庭崩壊の噂のある奴で。 桃井のサイテーの夏休みを描いた『ぼくらのサイテーの夏』と、やればできるのにやる気を出さない無気力少年・山口拓馬の変化を描いた『きのう、火星に行った。』の2編を収録。 講談社青い鳥文庫版を図書館から借りてきました。読みたかった2作品が収録されているのでお得感がありますね♪ どちらの作品に出てくる少年も、ちょっと斜めに世界を見ているんだけど、根本的には凄く純粋だなあと思いました。根っこが優しいというのか。 桃井も栗田も、それなりに家庭に問題を抱えているのに、それを苦にしないというか。苦しいんだろうけど、それを隠さない強さみたいなものを持っているというのか。 彼らの友情は、多分一生ものなんだろうなあ。 『きのう〜』は、拓馬のキャラクターが良いなあと思いました。それと、弟が可愛らしい。兄はクールで弟が病弱っていうとすぐに『バッテリー』の原田兄弟を連想してしまう私ですが、健児の可愛さはまた青波とは別ものだと思いました。何だろう。少年特有のぶっきらぼうさの可愛さ? どちらの作品も最後はちょっとしんみりというか、じわりと胸に染みるものがありました。 『ぼくらの〜』に出てくる、オヤジ先生が素敵でした。 大人が思っているほど、子供って子供じゃないんだよなあ、と思いました。 少年の成長というのは、何かこう色気があって良いですよね。

Posted byブクログ