がん患者学(2) の商品レビュー
がんというものに真剣…
がんというものに真剣に向き合った著作。これからの医療、がん治療に対してのあり方を書いたもの。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前半部分は、著者とがんの専門家(主に医師)との対話形式で進む。 著者からは、現代医療への憎しみが感じられる。 とりわけ、抗がん剤については、かなりの拒否反応を示しているようで、玄米菜食や免疫療法などの代替医療を主に信頼している様子。 後半部分は、著者の母が卵巣がんで亡くなったこと、そして、著者自身が、母と同じ歳に同じ卵巣がんに罹ったことの体験談が書かれていた。 著者の現代医療への不信は、全てこの体験に基づいていると理解した。 昔のこととは言え、医者や看護師の患者に対する態度は、こんなにも横柄だったのかと驚く。 治療方法は、この時代と今はそんなに変わらないかもしれないが、医療を取り巻く環境(ICやセカンドオピニオンなど)は、驚くほど変わった。 今の時代にがんに罹った人は、昔に比べたらまだましなのかもしれない。 著者は結局、手術、抗がん剤と、1年間の闘病生活を経て、玄米菜食の仙人の様な生活を2年間送って再発する。恐らく続編は、再発後の話。
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