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日本人と武士道 の商品レビュー

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2012/09/05

この本は現代日本人には耳の痛い話である。 著者ナッシュ氏は日本人の女性を妻とし、貿易業務のかたわら、日米経済摩擦に関する経営コンサルティングに従事してこられた方。その彼が、戦後どんどんアメリカナイズされていき、日本らしさ(日本人の良さ)を失っていく日本人に対して苦言を呈しているの...

この本は現代日本人には耳の痛い話である。 著者ナッシュ氏は日本人の女性を妻とし、貿易業務のかたわら、日米経済摩擦に関する経営コンサルティングに従事してこられた方。その彼が、戦後どんどんアメリカナイズされていき、日本らしさ(日本人の良さ)を失っていく日本人に対して苦言を呈しているのが本書である。 日本人は昔から、好きになった国はとことん模倣をし、同一化までしようとする傾向がある。しかし飽きるといきなり反転し、内に籠ってしまう。そしてしばらくすると、それまでの自国の文化と相手側の文化を融合した第三の文化を作り上げる。そういうことを何度も繰り返してきているわけで、今回も少しずつ反転の兆しが見えてきたかなというところ。 しかしながら、日本人は敗戦後いささかだらしない状態にあるのは本当だろう。本書を読むと耳が痛く、恥ずかしくなる。 そろそろ本気を出して、真面目に取り組むべき時が来たのだろうと思う。

Posted byブクログ

2012/04/27

訳者が「訳に携わったのは30年ぶり」と書いていたが、たしかにやたら読みにくい。わりとバランス感覚の良い日本人論ではないかと思う。

Posted byブクログ