「本の定番」ブックガイド の商品レビュー

鷲田小彌太(著者)

2024/06/16

「派閥を作りたがる人の本には要注意」というのはあらためて留意したいところ。所謂「古典」は少なめで、２０世紀以降の本が中心。単なるブックガイドに留まらず、本との付き合い方や「学び」に関する知見も参考になる。

2011/11/20

ここでいう読むべきには教養としてという枕詞が込められている気がする。
この著者はこの本以前にも「ビジネスマンのための21世紀大学」という本を書いている。その本のほうが理系・文系別の本のかたよりが少なくよい気がした。「本の定番」は文系の本を中心に書いているようだ。「教養」的な面で考えるとそうなってしまうのだろう。
実利的？という意味では、村上さんも村上式シンプル仕事術で文系・理系向けおすすめ本リストを掲載しているが、こちらも興味深かった。

2018/10/31

紹介している本については、同じ著者の他の作品も紹介していたり、所々にマトリックスの解説があるなど、内容が濃い。
4つの新書レーベルの解説はありがたい。
最終章の大学論については、著者の学生時代のエピソードが面白かった。

＜読んだ本＞
「超」整理法（野口 悠紀雄）
知的生活の方法（渡部 昇一）
「超」文章法（野口 悠紀雄）

＜関心をもった本＞
知的生産の技術（梅棹 忠夫）
肉食の思想（鯖田 豊之）
「超」勉強法（野口 悠紀雄）
運が味方につく人つかない人（幸田 露伴 渡部 昇一）

2009/10/07

10月6日読了。本は読めば読むほど「ああ、あれも読まなくては！」「ああ、学生の頃にこれを読んでおけばよかった！」と思うもの。そういったニーズ（？）に応えるべく、筆者のオールタイムベスト、読んでおくべき名著をお勧めしてくれる本。昔は両親に「本を読め読め」言われたけれど、結局偏った少量の本しか読まなかったからなあ･･･。簡便に知識を得るための方法として新書を読み込むことをすすめるなど、ある程度実用性も考えつつ本をお勧めしてくれているのはありがたい。しかし、本や言語と向かい合うためにはやはりソシュールやフーコー、ラカンの書物はちゃんと読んでおかないといかんか･･･。ゼミで扱ったにもかかわらず、未だ上っ面さえも理解し切れていないからなー。