オペラ蝶々夫人のことが語れる本 の商品レビュー
蝶々夫人の話より明治日本の女性、洋娼の話が興味深い。 貧困に端を発しながらも、贅を好み積極的に西洋人を受け入れる女性は、当時の日本人に白眼視されるのも当然。 一方、西洋人から見たら甲斐甲斐しく尽くしてくれる日本人女性は、可愛くて理想的に映っていたことだろう。このあたりの相反する評...
蝶々夫人の話より明治日本の女性、洋娼の話が興味深い。 貧困に端を発しながらも、贅を好み積極的に西洋人を受け入れる女性は、当時の日本人に白眼視されるのも当然。 一方、西洋人から見たら甲斐甲斐しく尽くしてくれる日本人女性は、可愛くて理想的に映っていたことだろう。このあたりの相反する評価を、西洋人であった小泉八雲が喝破しているのは流石だ。 本としては、話題転換が唐突で構成にも難がある部分も。
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