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がんばらなくても大丈夫 の商品レビュー

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2011/11/13

『頑張れ』と言う言葉は、 鬱病患者には禁句と言うのは常識となっている。 『こんなに頑張っているのに、  これ以上どう頑張れというのか!』 そう受け取られてしまうというのだ。 そういう場合に有効な掛け声が、 この本のタイトルの言葉なのだろう。 市立図書館のメンタル系の本棚には、...

『頑張れ』と言う言葉は、 鬱病患者には禁句と言うのは常識となっている。 『こんなに頑張っているのに、  これ以上どう頑張れというのか!』 そう受け取られてしまうというのだ。 そういう場合に有効な掛け声が、 この本のタイトルの言葉なのだろう。 市立図書館のメンタル系の本棚には、 男女、国内海外の色々なこういった本が並んでいるが、 国民性もあって、 私は海外の著者の本はなんとなく受け入れがたい。 また、男は見栄があるのか、 『頑張りとおせ!』『負けるな!』か、 『開き直れば?』『別にかまわない』と言うような、 なにか気持ちがそぐわず、 読者の心理よりか、本の売れ行きを心配してるのではないかと、 そんな内容が多いようにも思えて、 勢い、女性の細やかなこういった本に目を通す機会が多い。 作者は、『恍惚の人』で一世を風靡した有吉佐和子の一人娘。 巨額の借金の為に生後まもなく離婚したと言う両親。 一大興行師、または飲み屋チェーンで名を馳せた父と、 超有名な作者の母親の間に生まれた当人もまた、 色々と悩み多き人生を走ってきたのではないかと思った。 この本は他人には正解をもたらすものではないが、 同じように等身大で悩みつつ生きている人もいるのだと、 自分ばかりが悩んでいるのではないと言う、 そんな思いが本の少しだけ、 寂しい孤独感を希釈してくれるような気がした。 どこか田舎のバスの待合室で、 隣のおばさんがくれた暖かいあんまん。 寒い冬の夕方、 ほんの少しだけ気持ちが暖かくなったひと時。 ・・・そんな読後感。 他人には立ち入ることのできない、 個人個人の内面。 辛さを除く手伝いはできないけど、 この本を読んで少しでも楽になれたらいいな。 そんな作者の気持ちを感じた。 たまにでてくるルビが少し目障りに感じたのが、 唯一の欠点かも。 ※ 有吉玉青:(ありよし たまお) 1963年11月16日生 ○ 市立図書館所蔵

Posted byブクログ

2009/10/04

「PHPスペシャル」で連載されていたものが単行本になりました。 あなたは、何とかしなくちゃ、前向きにならなくちゃと、いつもがんばりすぎていませんか? 時には立ち止まり、「今」の自分を見つめるのもいいのでは。 ちょこっと、肩の力を抜いてみましょうよ。

Posted byブクログ