箸の上げ下ろし の商品レビュー

酒井順子(著者)

2017/11/04

つい目に留まって、軽い気持ちで読みきってしまった。
酒井順子が｢きょうの料理｣に掲載していたエッセイ。筆者本人もあとがきで書いている通り、正統派の家庭の味や高級レストランの話ではなく、"食の隙間"ばかりが続く。私自身は筆者と同じような属性なので共感できたりするが、果たして他の人はどうなのだろうか。
ただ、いまさら｢きょうの料理｣で、専業主婦が毎日準備する食事の話なんかされても困るので、きっとこれでいいのだろう。

エッセイ自体は、ものすごく面白い訳でもなく、新しいことをたくさん書いているでもなく、なんというか普通。というのが、｢きょうの料理｣読者ではない私の感想です。

2013/02/16

以前読んだ気もするけど。。。
軽い読み物です。
今日の料理に連載されていたのでそちらで何度か読んでいたのかも。
酒井さんの本は好きです。波長が合うみたい。

2012/07/01

酒井順子『箸の上げ下ろし』読了。ごはんにまつわるエッセイ集。豪華グルメではなく、あくまで庶民の日常の「ごはん」。著者は「頑固おやじの道場的蕎麦屋が苦手」と書いているが、これに共感できる庶民はたぶん多いはず。そんなまったりエッセイ。ただちょっと腰が低すぎなのが気にはなる。

2012/01/03

良かったエッセイ
　・ 蕎麦屋
　・ 炊飯器
　・ おむすび
　・ お粥と梅干し
　・ 里芋からナマ魚へ
　・ バーベキュー
　・ お弁当
　・つきたてのお餅
　・ 男のカレー
　・ 最後のごはん

　などなど。
　食べることが好きな人には
　とっても好ましいエッセイでしょう。

2009/10/07

なんの予備知識もなく図書館で見つけ借りてきたこの本。
なんとなくいつものようなパンチがないな〜と思いながらも
酒井さん節を感じつつ、あとがきを読んでなるほど。
“食の隙間”シーンあれこれは、さすが酒井さん。

「料理本」は私もまったくもってその通り。買って満足派。
「エビフライ専門店」ができたら私も幸せです。

2009/10/07

新たなレシピを求め、図書館の料理本コーナーをさまよっている時にみつけた『箸の上げ下ろし』。
手に取ると、浮世絵の尽くし絵のように食べ物のイラストが表紙一面にちりばめられ、帯には「ＮＨＫきょうの料理」に連載との文字が。これは絶対おもしろいはずと借りて読んでみました。

こんなに温かくて、地に足がついていて、それでいて懐かしい食にまつわるエッセイをかけるのは、さすが酒井順子だ。
上品な「ちびまるこちゃん」的内容で、くいしんぼう女子（グルメでなく、くいしんぼう）なら、「うんうん」とうなずける話が満載です。