しらないひと の商品レビュー

シェリル・リンギ(著者),ふしみみさを(訳者)

2022/04/21

国民が安心･安全に暮らす平和な王国に､ある日突然＜しらないひと／The Stranger＞がやって来た｡国中が大騒ぎとなり､この巨人に伝令を送ったが､帰ってくることはなかった｡王様は国家非常事態宣言と戒厳令を発令し､軍隊で包囲して相手の出方をまった｡沈黙の時間が過ぎていき､痺れをきらした王様は大砲で攻撃を開始した｡するとその時､びっくりすることが起こった｡＜しらないひと＞が泣き出した!･･･王様は､相手の目をじっとみつめながら呟いた｢ようこそ､我が国へ!｣･･･｡ スウェーデン絵本作家の含蓄ある悲喜劇｡

2013/10/23

娘4歳4ヶ月、息子1歳8ヶ月時、図書館にて借り。

最初、大きな足がよくわからなかったみたいだけど、泣き始めたところで「かわいそう！」と。

こんにちはしないからいじめられるんだよ。大きい人もだめだった！

と、意外としっかりした感想でした。

2011/08/31

とある平和な国に、
「しらないひと」がやってきたから大騒ぎ。

得体の知れないものに出くわしたとき、
「今まで」の平和を保ちたくて、
どうしても人は自分を守ろうと攻撃的になってしまうことも。

でも、同じ目線になったら、ね。

2009/10/07

世の中にしらないひとがひとりもいなくなったらどうなるだろう。

やあ！やあ！やあ！と挨拶をしていちにちが過ぎるかもしれない。
ささいな喧嘩も増えるだろうけれど、
笑顔で抱き合う人の方がきっともっと多い。
街は平和な騒がしさで満たされるだろう。

しらないひと を しっているひと へ、
そうすれば涙がひとつ消える。