核融合エネルギー入門 の商品レビュー

ジョゼフ・ヴァイス(著者),本多力(訳者)

2014/01/25

核融合がどういうものかはだいたいわかったが、
読んでいて『プラズマって何だ？』
とか思ったり、少し難しい用語があって
読むのに苦戦しました。
中学生には少し難しいのかも笑

けれど、専門用語をあまり使わないように
解説されていたため、
ものすごく難しいというわけではなかったです。
（まあ一般市民向けと書いてあったし・・・）
大学生になったらまた読み直すことにします。

2009/10/07

　核融合を、数式を全く使わずに説明したもの。非常に読みやすく、専門的な議題にも関わらず予備知識がなくてもすっと内容が頭に入ってくる。本書によると、原子力とは違い被爆の可能性は皆無（自然に過ごしているとき＝太陽の光と同じくらいの放射線しか発しない）で、火力発電と違いCO2は勿論出ない。そして、重水素を使えば、海水から無限に取り出せる。稼働中に追加でエネルギーを加える必要がない、などとメリットづくめ。

　一方で、現状では研究室レベルでしか成功していない、技術的にまだ確立していない、エネルギー単価が、採算性を持たせるにはまだ遠い、など様々な課題があるが、将来性のあるエネルギー分野であろう。今後に注目。