蹴りたい田中 の商品レビュー
SF短編集ではあるものの、タイトルどおりに駄洒落で全編が包まれている。 くだらない、あまりにくだらない。 突き抜けた馬鹿馬鹿しさは笑えないようで、でもやっぱり笑ってしまった。
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茶川賞受賞後失踪した田中啓文の最後の作品……という触れ込みのタイトルからしてアレな作品。 この人凄すぎて天才かと思った。電車の中で笑いを堪えた。 「どすこい/京極夏彦」で笑える人ならおおウケだと思う。
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この年の上半期話題になったあの作品をパロったというか、題名だけ借りておちょくったような表題作の他、彗星の影響で知性を持ったキノコが人間に反旗を翻した……パニックSF風の【トリフィドの日】、永遠の若さを求めた美男俳優に、異星人が送った果実の副作用とは【怨臭の彼方に】等々短編9編他を...
この年の上半期話題になったあの作品をパロったというか、題名だけ借りておちょくったような表題作の他、彗星の影響で知性を持ったキノコが人間に反旗を翻した……パニックSF風の【トリフィドの日】、永遠の若さを求めた美男俳優に、異星人が送った果実の副作用とは【怨臭の彼方に】等々短編9編他を収録。 えっと……「くっだらねー」の一言で済ませてもいいでしょうか。 駄洒落のオンパレードもこの著者の特色だし構わないんだけど、こうも立て続けにやられると少し疲れる。自分が好きなのはこれとはまた違う、この著者の味なんだけどなぁ……。 うーん。
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「わしはシカゴのちりめんじゃこ問屋の隠居」 やられた!良い!パーフェクト!好き! もうもう、ひたすら、ィエクセェレェーントッ! ぜひとも音読をオススメする、アレでアレな傑作。 やわらかい頭で読むと、ますます脳がアレでアレなモッツァレラチーズになることうけあい。 田中先生の著...
「わしはシカゴのちりめんじゃこ問屋の隠居」 やられた!良い!パーフェクト!好き! もうもう、ひたすら、ィエクセェレェーントッ! ぜひとも音読をオススメする、アレでアレな傑作。 やわらかい頭で読むと、ますます脳がアレでアレなモッツァレラチーズになることうけあい。 田中先生の著書は、ひとりで読んで、ひとりでニヤニヤするに限ります。 え ふ ふ ふ ふ ふ !
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「蹴りたい背中」のパロディ……なんでしょうかな。 好きな人は好きなんだろうなぁ。 けど、私には面白いとは思えなかったけれど。 読む人を選ぶ作家という印象。
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古本市場で見っけて、なんで買ったのかはよく分からない。作者のことも全く知らないし。買ってしばらくしてからちょっとずつ読み始めた。感想は…下らな過ぎる... 結局なんなのこの人は。駄洒落が言いたいだけなん? 確かに苦心の駄洒落なんだろうと想像はされるけれど、面白さが伝わってこない。...
古本市場で見っけて、なんで買ったのかはよく分からない。作者のことも全く知らないし。買ってしばらくしてからちょっとずつ読み始めた。感想は…下らな過ぎる... 結局なんなのこの人は。駄洒落が言いたいだけなん? 確かに苦心の駄洒落なんだろうと想像はされるけれど、面白さが伝わってこない。9つの短編の中で、唯一ちゃんとした小説と思えたのは「赤い家」というやつ。
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一寸悪ノリし過ぎだな、駄洒落もイイけど、度が過ぎって感じ。死ぬ前に遺作を書いて、芥川賞まで駄洒落にして茶川賞に。採点は、甘々で☆3つ。
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まず、「トリフィドの日」だ。 嬉しいじゃないですか、小林信彦だったかと思うけど原典のJ・ウインダムの「トリフィド時代」を絶賛されていて、集英社文庫の「トリフィド時代」を探し回った事があります。 結局、見つける事ができずに現在まで・・・ 遂に田中啓文によって念願かなった? やっぱり...
まず、「トリフィドの日」だ。 嬉しいじゃないですか、小林信彦だったかと思うけど原典のJ・ウインダムの「トリフィド時代」を絶賛されていて、集英社文庫の「トリフィド時代」を探し回った事があります。 結局、見つける事ができずに現在まで・・・ 遂に田中啓文によって念願かなった? やっぱり原典、読んでみたいです。 作品内容では「やまだ道 耶麻霊サキの青春」、「赤い家」が気に入りました。
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茶川賞受賞。タイトルからしてパロディな駄洒落SF。 #### 本書に収録されているのは以下である。 未到の明日に向かって 地球最大の決戦―終末怪獣エビラビラ登場 トリフィドの日 トリフィド時代 やまだ道―耶麻霊サキの青春 赤い家 地獄八景獣人戯 怨臭の彼方に 蹴りたい田中 吐...
茶川賞受賞。タイトルからしてパロディな駄洒落SF。 #### 本書に収録されているのは以下である。 未到の明日に向かって 地球最大の決戦―終末怪獣エビラビラ登場 トリフィドの日 トリフィド時代 やまだ道―耶麻霊サキの青春 赤い家 地獄八景獣人戯 怨臭の彼方に 蹴りたい田中 吐仏花ン惑星―永遠の森田健作 「未到の明日に向かって」 作者の対談という形式を取っている・・・が。 どこまでが真実でどこまでがネタなのかの判断ができない。 「地球最大の決戦-週末怪獣エビラビラ登場」 発想は「ΑΩ」と一緒。やっぱりウル○ラマン。 比べてみると面白いかも。 「トリフィドの日」 知性を持ったきのこが世界征服をたくらむ話。 ネタが飽和状態を起こして後半もう何がなんだか・・・。 最後の駄洒落に脱力。 「トリフィド時代」 上の姉妹作らしいが、これは実物を読んだほうが早い。 「やまだ道 耶麻霊サキの青春」 あ。いまこの作品のタイトルをIMEで出そうとしてようやく耶麻霊をなんて読むかわかった。 耶(や)麻(ま)霊(たま)サキ。ガクっ。 山田正紀の作品を読んでみたくなった。 「赤い家」 蚊というゲームのために書かれた作品。 蚊と人間が手を組んで事件を解決していく設定が新鮮。 なんだかんだと楽しんで読めた。 「地獄八景獣人戯」 これまた何がなんだかわからなくなる駄洒落が詰まった話。 ただ「おぬしもアルジャーノン」がやけにつぼにはまってしまった。 「怨臭の彼方に」 不老不死を手に入れる代償とは・・・。 絶対に食事前食事中には読んではいけない。 最後の駄洒落はオスカーワイルドですか。高尚ですな(エッ)。 「蹴りたい田中」 タイトルの元ネタとは何の関係もないと思われる。 大和魂万歳。 「吐仏花ン惑星―永遠の森田健作」 最後に向かううちに駄洒落の応酬になっているが、ラストは衝撃的。 いろいろな意味で。 全体として「銀河帝国の弘法も筆の誤り」よりネタ度と駄洒落度がパワーアップしている印象を受けた。中途半端な知識と理解力じゃ太刀打ちできない。絶対見落としているネタと駄洒落がいっぱいある。やっぱり駄洒落は知的で文化的なんだなと思った(本気かよ)。
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ギャグです。すべてが冗談の作品。でもあんまりおもしろくなかったなあ……B級っていうか3流って言うか。そう言うのが好きな人はどうぞ(笑)
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