アー・ユー・ハッピー? の商品レビュー
オイラ的には「成り上がり」より遥かに心に染みた。 成り上がりの時の永ちゃんは、それまでの憎しみをバネにして成功を収めて、「どーだ、参ったか!」って所が正直なじめないところがあったりしたけどさ。 今回は、その後の離婚と再婚やアメリカ進出の失敗やオーストラリアの詐欺事件の顛末な...
オイラ的には「成り上がり」より遥かに心に染みた。 成り上がりの時の永ちゃんは、それまでの憎しみをバネにして成功を収めて、「どーだ、参ったか!」って所が正直なじめないところがあったりしたけどさ。 今回は、その後の離婚と再婚やアメリカ進出の失敗やオーストラリアの詐欺事件の顛末などを含めて、失敗や挫折をクローズアップしている。 それらの困難を乗り越えてなお、ロックスターであろうとする強さに感動を覚えた。 因みに永ちゃんファンではないオイラですが、一度はライブを観てみたいな。 カリスマのオーラを感じてみたい。 そして。夕方の5時にホテルのバーでドライマティーニを飲めるオヤジにオイラもなりたいのであります。
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矢沢永吉ってビッグです。ものすごくプライドが高いけど、他人の目を気にした俗なプライドではなく、己を律するプライドです。 単純にミュージシャンとしてすごいということではなくて、自分の哲学をしっかり持っているところがビッグです。 貧困からビッグマネーまですべてを経験した上ですべてを受...
矢沢永吉ってビッグです。ものすごくプライドが高いけど、他人の目を気にした俗なプライドではなく、己を律するプライドです。 単純にミュージシャンとしてすごいということではなくて、自分の哲学をしっかり持っているところがビッグです。 貧困からビッグマネーまですべてを経験した上ですべてを受容しているところが器が大きいと感じますね。 そしていまでも前進を続けている姿勢。いいですね。
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エーチャンの本。最近、エーチャンがやたらと気になって、CDもいろいろと借りて聴いている。今更?と言われそうだが、そう、今更だ。なにが悪い。 その中で、やっぱり通るべき道としての本書。 これを読むと、エーチャンってホンマにいろんなことやってるな、と思う。自分でライブをプロデュー...
エーチャンの本。最近、エーチャンがやたらと気になって、CDもいろいろと借りて聴いている。今更?と言われそうだが、そう、今更だ。なにが悪い。 その中で、やっぱり通るべき道としての本書。 これを読むと、エーチャンってホンマにいろんなことやってるな、と思う。自分でライブをプロデュースしたろ、とか、外タレを呼ぶための招聘ライセンスを自分で取ろうとか、普通は考えないよね。 JASRACのような著作権管理団体やライブの製作会社、イベンターなどは、確かに中間搾取してるかもしれない。けど、その見返りとして面倒なことは全て対応してくれてるわけで、そこに価値がある。 もちろん、その質ってのが高いかどうか、ってのは別問題なんだが、それでも面倒なことを肩代わりすることが彼らの価値なわけだよね。 それを全て取っ払うと、確かにやり方次第では自分たちが儲かるかもしれないし、自分がやりたいことを全面に押し出して進めることが可能になる。 そこは大きな価値があるんだけど、その見返りとして面倒なことも全てやらないといけない。 エーチャンはそれを飲み込んで、ただ質を高めるために、自分にしかできないことをやるために、全てに手を出していった。そこにはかなりの覚悟があっただろうけど、それ以上にミュージシャンとしての、アーティストとしての誇りが感じられるよね。 本書にはなかったけど、ほぼ日刊イトイ新聞の仕事に関するインタビューで、こんな感じのことを言っている。 今後は間違いなくデジタルコンテンツはコピーされるのが当たり前になる。そうなったとき、コピーされないものを作るか、徹底的にコピーされることを推進するか、どっちかしかない。中途半端が一番良くない。俺はコピーされないものとして、ライブを選んだ。 細かいところは違うと思うけど、こんな感じのことを言ってるんだよね。 これはホンマに今の世の中を言い当ててると思う。今後は間違いなくいろんなコンテンツがコピーされていく。その中で、体験するものや感じるもの、つまりコピーがされないものの価値が相対的にあがるんだろうなぁ、と思う。 そして、コピーされることを大前提とするなら、そこは徹底的にやるべき、これもそうなんだろうと思う。そういうやり方で成功しているケースは多々あるし、一例としてはYoutubeだったりニコニコ動画だったりするんだろうな。 そんなことを30年くらい前から考えてやり始めてるってのがすごいなぁ、と思う。もちろん当時はそんなことを考えてなかっただろうけど、結果としてそういう方向だからね。 そしてオーストラリア事件。あんなことがあったら、僕だったらどうなるだろうか。ホンマにやる気なくすと思うけど、あそこから開き直れるのがエーチャンの強さだよなぁ。この辺は、何となくホリエモンに通じるものがあるかもしれない。 だいぶ取り留めなくなってきたが、結局エーチャンがやってきたことって、結構シンプルだと思うんだよね。 自分がどうありたいかを考え、それに対してどうしなくてはいけないか、を突き詰めて考えていっただけ、だと思うのよ。ただ、それを徹底できたかどうか、ということなんじゃないかと。 ずっと考え続けた、強く思い続けた、その結果が今なんじゃないかな、と。 そして、何よりすごいのは、「それだけしかやらなかったら、良いモノはできない」ってのを理解して実践しているところだなぁ。 仕事でも何でも、寸暇を惜しんで全ての時間をそれに費やさないといけない、という気持ちになりがちだけど、そんなことをやってても良いモノはできないんだよね。 僕自身、今は昔に比べて無理矢理にでも余裕を作るようにしてる。早めに帰ったり、飲みに行く時間を無理矢理作ったり、早起きしてみたり。終電まで仕事をしてたときより今の方が、アウトプットの質は高くなっていると思う。 そうやって余裕を作ったり、他のことを吸収したり、って活動が、自分がやるべきモノ、コトの質を高めるんだろうな、と思う。 ますます取り留めなくなってきたな。。 ともあれ、だ。2001年に最初に出た本だけど、今でもぜんぜん色あせてない。今でも新鮮に読める内容。 エーチャンファンでなくても、ビジネスにも自分のライフスタイルにも参考になる一冊だと思う。 気楽に読めるし、老若男女問わず、広くお勧めできる一冊。 でも嫌いな人は嫌いだろうなぁ。 「ファンやめな」は気分いいね。僕もお客さんに言いたくなるときがある。「もういいっすよ、使わなくて」ってね。
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スポットを浴びるという事はどういう事か。 世間に注目されるという事はどういう事か。 華やかに見えるものの裏で、実際何が行われているのか。 彼が苦しんで生きてきた様がよくわかり、 胸が締めつけられる思いで読んだ。 一般的にはモラルに反すると言われるような事でも たとえ受け入れら...
スポットを浴びるという事はどういう事か。 世間に注目されるという事はどういう事か。 華やかに見えるものの裏で、実際何が行われているのか。 彼が苦しんで生きてきた様がよくわかり、 胸が締めつけられる思いで読んだ。 一般的にはモラルに反すると言われるような事でも たとえ受け入れられなくても理解できる、共感できる。 それは彼が自分に正直に生きてるだからだと思う。
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一世風靡した永ちゃんは日本だけではなく1981年にはLAで全編英語詞によるアルバム「YAZAWA」を世界発売。 当時ネットも普及していなく情報があまりない時代に海外を視野に入れた人は他にはいないのではないでしょうか... 1997年には、ロンドンで行なわれた世界イベント「SO...
一世風靡した永ちゃんは日本だけではなく1981年にはLAで全編英語詞によるアルバム「YAZAWA」を世界発売。 当時ネットも普及していなく情報があまりない時代に海外を視野に入れた人は他にはいないのではないでしょうか... 1997年には、ロンドンで行なわれた世界イベント「SONGS&VISIONS」にアジア代表として出演、ロッド・スチュアート、ジョン・ボンジョヴィらと同じステージに立ち、大いに話題を呼んだ。 しかし良い事ばかりではありません。 1998年オーストラリアにスタジオや音楽学校用の26階建ての高層ビルを建てるべく投資した資金を、信頼していた側近の部下2名の”共犯者”によって「詐欺、横領、公文書偽造、私文書偽造、詐欺件数 73件」もの大犯罪を仕掛けられ、10年にわたって35億円もの大金を騙し取られた。 世間をアッと驚かせたオーストラリアでの詐欺横領事件。 詐欺事件としては当時『オーストラリアの犯罪史上2番目の大きさ』である35億円詐欺横領事件だったそうです。 そして2004年、長年住み慣れたロスから帰国し、35億の借金を7年で完済したことを発表。
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矢沢永吉って経営者だったんだー、と思った。矢沢永吉の曲を一曲も聞いたことないけど、コンサートに行ってみたくなった。
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「成り上がり」の続編。離婚、裏切り、会社移籍、家族などについて例のごとく矢沢節で書かれている。「成り上がり」の時から文を読んできて、矢沢はいたって真面目な人だなぁと思う。ひとつひとつの直面した問題に真剣に考えて、自分なりの考えをしっかり持っている。最初のイメージこそは「荒くれ者」...
「成り上がり」の続編。離婚、裏切り、会社移籍、家族などについて例のごとく矢沢節で書かれている。「成り上がり」の時から文を読んできて、矢沢はいたって真面目な人だなぁと思う。ひとつひとつの直面した問題に真剣に考えて、自分なりの考えをしっかり持っている。最初のイメージこそは「荒くれ者」だったが、今はずいぶん違う。生き方がブレていないところに、僕は尊敬している。
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『成りあがりの』続編です。 『成りあがり』も相当面白かったですが、こちらもまた面白い! 成功した矢沢がいかに今現在その地位を保っているのかが描かれている。 億単位の借金にまみれ、信頼してる仲間からも裏切られ、海外進出での挫折も経験した(あと離婚も)矢沢永吉の人生は決して成功だけ...
『成りあがりの』続編です。 『成りあがり』も相当面白かったですが、こちらもまた面白い! 成功した矢沢がいかに今現在その地位を保っているのかが描かれている。 億単位の借金にまみれ、信頼してる仲間からも裏切られ、海外進出での挫折も経験した(あと離婚も)矢沢永吉の人生は決して成功だけの道ではなかった。 想像を絶するようなピンチも負けたくないという闘争心で乗り切っていくこの人の精神力は半端ないなと思いました。「張るときは張る」ができるのがカッコイイ! 誠実過ぎて人に騙されたりするのかなと読んでいて感じたが、その誠実さでもって最終的にはプラスに変えていける、そんな強さを持った人なんだなと思った。どん底と栄光を経験した人の言うことは説得力がある。 後半で永ちゃんは自立が大切だと述べていて、自立こそハッピーへの道だと。 自分はまだまだ自立できてないけど、社会人にもなるし少しずつ自立していきたい。 自分がこの矢沢永吉の歳になった頃、このようないい顔をした人間になっていられるだろうか? 「アム・アイ・ハッピー?」を自問しそんな男を目指していきたいね、ロッケンロール!!
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世界の矢沢と呼ばれる由縁が、少し分かった気がします。 女に育てられたという言い方に好感が持てる。どちらの女性も悪く書かれていない所と、辛いことを可哀想自慢でなく、飾らずに語っている所も良かった。 人に裏切られても、自分の器を大きくして乗り越えてきた人。 自分も人間の中でも...
世界の矢沢と呼ばれる由縁が、少し分かった気がします。 女に育てられたという言い方に好感が持てる。どちらの女性も悪く書かれていない所と、辛いことを可哀想自慢でなく、飾らずに語っている所も良かった。 人に裏切られても、自分の器を大きくして乗り越えてきた人。 自分も人間の中でもがいているので、矢沢さんの受け止める姿勢に感じるものがある。 歌手は裏方をやらなさそうなイメージがあるのに大物になっても、積極的に仕事をする姿に、本当のスターを見た気がします。
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成りあがった後の矢沢の話。 今まで腐るほど本を読んできた。 そこに書かれていたこと、全てがこの男の人生に当てはまる。 成功と幸福。 矛盾を抱えながら、最後には両方を手に入れる。 矢沢永吉。 尊敬できる男だ。
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