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箱根の坂 新装版(上) の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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戦国時代初期に活躍し…

戦国時代初期に活躍した北条早雲の人生を描いた作品。上中下三巻完結。

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北条早雲の成り上がり…

北条早雲の成り上がり人生。斉藤道三に似てる。

文庫OFF

2023/03/18

戦国武将の先駆けとして名高い北条早雲の若い頃は、名門伊勢氏と言っても枝葉の方で、京で家伝の鞍を作っていたという。どう運命が変わっていくか。 上巻では、応仁の乱で荒れた京の様子がよく分かる。

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2020/03/31

【読了メモ】宮城谷昌光さんの小説で伊勢宗瑞に触れて以来、いつか読まねばと思っていた作品。もだもだ悶々としてる前半生が人間臭くて良い。

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2019/04/06

先日、東大阪市の司馬遼太郎記念館に行ったことをきっかけに購入しました。 これまで戦国時代(織田信長、武田信玄、斎藤道三、毛利元就等)にフォーカスした作品は読んだことがありました。しかし、応仁の乱から戦国初期は扱っている本の絶対数も多くなく新鮮だろうと思い手に取りました。 上巻...

先日、東大阪市の司馬遼太郎記念館に行ったことをきっかけに購入しました。 これまで戦国時代(織田信長、武田信玄、斎藤道三、毛利元就等)にフォーカスした作品は読んだことがありました。しかし、応仁の乱から戦国初期は扱っている本の絶対数も多くなく新鮮だろうと思い手に取りました。 上巻を読み終わって、伊勢新九郎が北条早雲になるとは到底想像できません。中巻以降の展開が楽しみになる一冊です。

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2019/03/06

いつ始まったのかもわからない、なぜ始まったのかもわからない応仁の乱に翻弄される京の人々。 天皇の側近、伊勢氏の屋敷の片隅に小屋を建て、鞍作りで細々と暮らしを立てている新九郎。 彼の立身出世物語のはずなのだが、10年ほどの歳が流れて、今のところまだ出世はしておらず、箱根にもたどり...

いつ始まったのかもわからない、なぜ始まったのかもわからない応仁の乱に翻弄される京の人々。 天皇の側近、伊勢氏の屋敷の片隅に小屋を建て、鞍作りで細々と暮らしを立てている新九郎。 彼の立身出世物語のはずなのだが、10年ほどの歳が流れて、今のところまだ出世はしておらず、箱根にもたどりついていない。 上巻の主役は応仁の乱だったかもしれない。 今川家の嫡子を生んだ妹の千萱に呼ばれ、駿府へと向かうところで次巻に続く。 頭が切れ、肝が据わっているけれども、所詮本家本流にはなれない身分。 欲を持たず、目立つことなく、ひょうひょうと生きる新九郎の内心の思いは、本人にもわからない。 そんな彼がどうやって歴史の表舞台に躍り出てくるのか。 続きが楽しみ。

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2015/08/16

20150815 興味はあったがなかなか知る機会が無かった。大道の司馬遼太郎で書かれてない訳はなかったのだが。今の所、平坦なストーリー。この後、どう転換するのか?楽しみだ。

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2015/02/21

北条早雲の伝記。上巻は京で「作りの鞍」を作っていた伊勢新九郎が骨皮道堅という足軽と組んで闘うところが印象に残った。世の中がメチャクチャになる前夜の様子や雰囲気がよく伝わってきた。

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2015/01/14
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戦国大名の奔りである北条早雲のおはなし。応仁の乱がわかってないと、面白さ半減だ。武士の世とはなんだったのか、その終わりの時代の物語。 _____ p88 礼儀作法  小笠原貞宗が『大鑑清規』を参考にして殿中作法を再編した。この応仁の乱の時代に日本の礼儀作法の基礎を確立した。 p178 通婚の文化  この時代の男女関係は男が女のもとへ通う通婚が常であった。しかし、関東の武士の文化が広まることで一夫一妻制が関西にも広がった。 p196 当時の恩  室町時代に農業技術が飛躍的に向上した。それ故に食うに困ることがぐっと減ったのがこの時代である。  「恩の主より、情けの主」ということわざがあるが、平素食べさせてもらっている主人よりも、格別の情けをかけてもらった人物に心動かされるようになるのは、この時代以降である。  それまでは、食うを保証してくれる人物に全身全霊をゆだねることこそ美徳だったのだ。 p201 ようかん  羊羹は対明貿易で伝わってきたものである。この頃では、将軍家や豪商など、明との貿易に関わっている者しか食べられるものではなかった。それを今川義元は、伊勢新九郎の妹;千萱と寝た時に食べられて、驚いた。 p237 田中  田中はかつて田舎という意味の言葉でしかなかった。  日本の苗字で田中さんが多いのは、明治維新の帯名で田中と名乗った人が多かったからである。それほど日本は田んぼの国だったのだろう。 p270 一遍  一遍和尚が道端で小便をすると、人々はその御小水を争いくみ上げて、病気の物はそれを飲み、負傷者はそれを体に塗ったという。そして病や傷を治したという。  なんだ。イエスと全く一緒じゃあないか。 p307 家の場所  応仁の乱の東軍と西軍は、細川邸と山名邸が花の御所の東西に分かれていたからそう名称された。 p326 将軍の経済  足利将軍家は民からの直接税で生きてはいなかった。対民貿易の利益で生活していたのである。だから、民のことを考えなくたっていいっちゃいいのである。彼らから巻き上げた税金で暮らしてるんじゃないのだから。  徴税権は将軍ではなく、各地の守護が持っている。将軍とは事実上の守護のトップでしかなく、不思議な存在であった。 p338 守護  伊勢新九郎はどんなに将軍が動こうとも、守護が動こうとも世の中は変わらないと見た。土地の地侍や農民が動かなければ、何も変わらない世の中になったのである。  農本主義の子の時代、実質的な力を持っていたのは働き手であった。その頭として君臨した守護や将軍もその権威を失い始めていた。もっと、実質的な力にコミットした権力が物言う時代になってきた。それが戦国大名なのである。 p376 徒然草  吉田兼好の恋愛観が今と合わな過ぎておもろい。  兼好曰く、「一夫一妻制はアカン」とのこと。「一人の女に熱を上げる男は大した玉ではない。それに女の方も、寵愛を独占するなんて心休まらないでしょう。」とさ。何一つ間違っていない。  さらに「絶世の美女に心失うのも分かる。しかしそれだけではないか。それが自身の地位をあげるでもなく、金になるでもなく、まして世を良くするわけもなく。色香に囚われるだけのあさましい行為である。まして、子でもできてそれを可愛がる男の姿など情けないだけである。」  これは京の文化におおいに影響されているが、そういう時代だったことを知りたい。しかし、現代にも通じそうだから怖い。男<女な時代なんだなぁ。 _____  上巻はまだ形を潜めている感じ。これからもっと面白くなっていくと期待する。  小田原城はけっこうな観光地である。その小田原城の始祖である北条早雲をもっと知るべきと思って読み始めた。  これをもっと早く知っていれば、小田原城の歴史観をもっともっと楽しめていたんだろうなぁ。もったいないことをした。

Posted byブクログ

2013/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

北条早雲が主人公の小説。 のちの北条早雲である伊勢新九郎は、 京都の伊勢家の庶子で、京にいて、足利義視の申次衆をしている。 上巻では、ようやく京都を離れることになったところまで。

Posted byブクログ