冬の花嫁たち の商品レビュー

ベティ・ニールズ(著者),エマダーシー(著者),村山汎子(訳者),上村悦子(訳者)

2011/05/03

「片思いの日々」
外見は地味だけど心根の美しいヒロインと、地位も名誉も財産も美貌も兼ね備えた医者のお話。
ヒロインの親は毒親。父親は母親に首ったけだし、母親は自分のことしか考えない。こういう夫婦は子供を産んじゃいけないって感じ。この二人の面倒をみるヒロインの健気さに涙が・・・
ヒーローは婚約者もいるし、ヒロインを何とも思ってないけど、次第にヒロインの良さに気付いていく。婚約を破棄してから、ヒロインに結婚を申し込むという律義さ。
そしてヒロインが両親に悩まされないように、別の地域の仕事まで斡旋してしまう周到ぶり。
シンデレラストーリーを満喫できる作品だった。

「ダーリンと呼ばないで」
秘書とボスもの。秘書が恋人に振られるところから始まる。実はボス、秘書のことは昔から好きだったらしく、あの手この手のアプローチを開始。
秘書とボスが恋仲になる前なのに、見栄を張るために恋人のふりをする演技が面白い。