星の王子さまの眠る海 の商品レビュー
サン=テグジュペリが偵察飛行中に行方不明となり、帰らぬ人となった1944年7月。それから54年後『星の王子さま』の純真無垢なイメ-ジを壊されたくない、マルセイユの漁師が海底から釣り上げた名前の刻まれたブレスレットは真偽に疑問が残る、勝手に墓穴を掘り返すような真似はやめて欲しい、と...
サン=テグジュペリが偵察飛行中に行方不明となり、帰らぬ人となった1944年7月。それから54年後『星の王子さま』の純真無垢なイメ-ジを壊されたくない、マルセイユの漁師が海底から釣り上げた名前の刻まれたブレスレットは真偽に疑問が残る、勝手に墓穴を掘り返すような真似はやめて欲しい、と遺族相続人から拒否反応があったいうのも頷ける。フランス文化省は、マルセイユ沖から引き揚げられた飛行機の残骸をサン=テグジュペリが搭乗していたものと確認したのは2004年で60年ぶりの帰還となったが、墜落の原因は不明のままである。
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1944年7月31日、サン=テグジュペリはフランス・マルセイユ沖でドイツ軍の戦闘機に撃墜された。 だが、本当にドイツ軍に撃墜されたのか、地中海のどこに眠っているのか、60年の間分からずにいたこと。 それが、マルセイユの漁師によって60年ぶりに海の底から「サン=テグジュペリ」と...
1944年7月31日、サン=テグジュペリはフランス・マルセイユ沖でドイツ軍の戦闘機に撃墜された。 だが、本当にドイツ軍に撃墜されたのか、地中海のどこに眠っているのか、60年の間分からずにいたこと。 それが、マルセイユの漁師によって60年ぶりに海の底から「サン=テグジュペリ」と彫られたブレスレットが引き揚げられた。 そこからの、飛行機の捜索。そして、発見。 その間にも、遺産相続人との揉め事や、いろいろ。 その克明な記録。
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単独で偵察飛行に出たまま行方不明となったサン=テグジュペリ。 彼が操縦していた飛行機が発見、特定される過程を描いたドキュメンタリー。 内容は濃くはないです。事実だけならwikiを見た方がわかりやすいし、新しい。 見どころは、発見者と遺産相続人の確執。相続人一家の頑な態度は謎です。...
単独で偵察飛行に出たまま行方不明となったサン=テグジュペリ。 彼が操縦していた飛行機が発見、特定される過程を描いたドキュメンタリー。 内容は濃くはないです。事実だけならwikiを見た方がわかりやすいし、新しい。 見どころは、発見者と遺産相続人の確執。相続人一家の頑な態度は謎です。どこの国でも権利継承者というのはデリケートな存在なのですね。 p.202のおぞましい白蟻云々の表現。サン=テグジュペリ自身に責任があるかのように読めるのですが、これはどういう意図なんだろう。ここだけ浮いていて気になりました。
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しかし、この邦題は恥ずかしい。原題は「Saint-Ex La fin du mystere」すなわち「サン=テグジュペリ、ミステリーの終焉」。60年前にアドリア海で消息を絶ったサンテクスの遺留品が一人の漁師によって釣り上げられたことからライトニング機の発見に繋がり、最後の行方が解...
しかし、この邦題は恥ずかしい。原題は「Saint-Ex La fin du mystere」すなわち「サン=テグジュペリ、ミステリーの終焉」。60年前にアドリア海で消息を絶ったサンテクスの遺留品が一人の漁師によって釣り上げられたことからライトニング機の発見に繋がり、最後の行方が解明されるまでの一部始終を追ったドキュメント。
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童話「星の王子さま」の最後のページに「サンテグジュペリは飛行機にのって偵察にいったっきり戻ってはこなかった」と記載されたのを読んで以来、彼がどこにいったのか不思議でしょうがなかった。王子さまに会いにいったような気がしていた。すべてを解く鍵はこの「星の王子さまの眠る海」にあった。
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この『星の王子さま』と聞くと見境無しに買ってしまうところがあるのだが、この本は『星の王子さま』をずっと信じて来た人が読むと少しがっかりさせられるかもしれない。 単なるミステリーと割り切って読むのがいいと思う。
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ちらほら話には聞いていたが、本当に見つかったんですね。なんだか不思議な感じがします。見つかって良かったと思うと同時にそっとしておいてと思ったり、まさにこのお話の登場人物の様に。本当の出来事ですが魔法の様なお話です。しかし、改めて思います。サン=テックス素敵な思いをありがとう。
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