経営コンサルタントにならないか の商品レビュー

小林敬嗣(著者)

2012/06/16

1日8時間、年間200時間、40年近く働くと仮定すれば実に64,000時間もの時間を仕事に充てることになる。これだけ膨大な時間を、余暇など、それ以外の時間を楽しむための犠牲として「我慢する時間」とするのか、それとも、その時間自体も意味のあるものにするのかによって、人生の総合的な充実度合いは全く違ったものになるであろう。（P4）

コンサルタントの仕事（ｐ.27）
1.極度に知的な仕事（知的興奮が味わえる）
2.大きなことができる仕事
3.自立した働き方である
4.実力主義である

ホワイトカラーとブルーカラーとの分け方ではなく、仕事の上で「創造性の有無」があるかどうかで、作業の価値観を判断すべき。（ｐ.48）

企業にとっての経営資源とは？（ｐ.62）
（過去）人・物・金
（現在）人・物・金・情報・智恵
「情報」が事実をデータ化したものだと定義すれば、「智恵」とは、そこから誰も気づかなかった何かを読み取り、新しいことを考え出すことを指す。現在必要なのは、「情報」そのものではなく、そこから何かを読み取り、無から有を生み出す「智恵」を持った人である。また、自らで何かを考え出す力をもった人材である。

人が仕事を選ぶのではなく、仕事が人を選ぶのである。（ｐ.74）
仕事とは、その仕事に見合うだけの実力を持った人のところに自然と流れてくるものである。（ｐ.75）

「サバイバルしたのは、最強のものでも、もっとも頭のよかったものでもなく、環境に最もうまく対応できたものである。（ダーウィン）」（ｐ.99）

最もリターンの大きい投資先は、株でも不動産でもなく、自分自身への投資である。（ｐ.120）

コンサルタントに求められる二つの能力・二つの感性（ｐ.146）
（１）二つの能力
①論理的思考力
②コミュニケーション能力
（２）二つの感性
①対人感受性
②知的好奇心おさだ