君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか の商品レビュー
「君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか」布施英利著、ちくまプリマー新書、2005.12.10 175p ¥798 C0271 (2019.10.22読了)(2013.09.27購入) レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会やレオナルド・ダ・ヴィンチの作品を含む展覧会をずいぶん見て...
「君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか」布施英利著、ちくまプリマー新書、2005.12.10 175p ¥798 C0271 (2019.10.22読了)(2013.09.27購入) レオナルド・ダ・ヴィンチの展覧会やレオナルド・ダ・ヴィンチの作品を含む展覧会をずいぶん見てきました。手元の記録に残っている展覧会は、以下の6つです。 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」会場:東京ステーションギャラリー、 会期:1998.08.01~1998.09.27 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の実像」会場:東京国立博物館本館・平成館、 会期:2007.03.20~2007.06.17 「レオナルド・ダ・ヴィンチ 美の理想」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム、 会期:2012.03.31~2012.06.10 「レオナルド・ダ・ヴィンチ展―天才の肖像」会場:東京都美術館、 会期:2013.04.23~2013.06.30 「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の挑戦」会場:江戸東京博物館、 会期:2016.01.16~2016.04.10 「レオナルド×ミケランジェロ展」会場:三菱一号館美術館、 会期:2017.06.17~2017.09.24 『モナ・リザ』、『キリストの洗礼』、『受胎告知』、『白貂を抱く貴婦人』、『最後の晩餐』の模写、『アンギアーリの戦い』の模写、『糸車の聖母』、『レダと白鳥』(弟子の模写)、等、結構たくさんの作品を見てきました。 レオナルド・ダ・ヴィンチは、人気があるので今後も展覧会は開かれるので見る際には、この本を読んで予習してから見るのもいいのでは。 【目次】 人物編 1 ダ・ヴィンチは画家か、科学者か? 2 『モナ・リザ』って、本当に名画なの? 3 ルネサンスって、どんな時代? 4 レオナルド・ダ・ヴィンチ、誕生 5 天才少年は、師匠より絵がうまかった 6 青春時代、ダ・ヴィンチはおしゃれだった? ダサかった? 7 結婚しなかったのは、同性愛のせい? 8 ダ・ヴィンチは、放浪の男だった 9 大先生ダ・ヴィンチは、こんな仕事もしていた 10 そしてダ・ヴィンチは死んだ 美術編 11 フィレンツェ、ミラノ、パリ、三都物語 12 若きダ・ヴィンチの一枚、『受胎告知』 13 ダ・ヴィンチは女性をどんなふうに描いたか 14 未完成だけどカンペキな絵 15 演技をする手に注目しよう 16 『最後の晩餐』、遠近法の秘密 17 わが子を見つめる母の笑顔 18 『聖アンナと聖母子』 19 『モナ・リザ』、微笑のヒミツ 20 最初の風景画家はダ・ヴィンチだった 科学編 21 なぜ死体を解剖したのか? 22 人体を機械のように考えていた? 23 子宮の中の胎児まで観察したのはなぜ? 24 ダ・ヴィンチが作った戦争兵器でいちばん恐ろしいのは? 25 飛行機を作ろうとしたダ・ヴィンチ 26 植物を愛したダ・ヴィンチ 27 ダ・ヴィンチにとって大地とは、岩とは? 28 水の力、嵐、世界の終わり 29 ダ・ヴィンチにとっての地球、宇宙って? 参考文献 図版リスト ☆関連図書(既読) 「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(上)」レオナルド・ダ・ヴィンチ著・杉浦明平訳、岩波文庫、1954.12.05 「レオナルド・ダ・ヴィンチの手記(下)」レオナルド・ダ・ヴィンチ著・杉浦明平訳、岩波文庫、1958.06.25 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」杉浦明平編訳、平凡社、1978.04.10 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」東野芳明著、新潮美術文庫、1974.05.25 「微笑の構造」田中英道著、小学館、1977.06.20 「レオナルド・ダ・ヴィンチ」田中英道著、講談社学術文庫、1992.02.10 「モナ・リザが微笑む」宮下孝晴著・佐藤幸三写真、講談社文庫、1984.12.15 「レオナルド=ダ=ヴィンチ鏡面文字の謎」高津道昭著、新潮選書、1990.08.20 「建築家レオナルド・ダ・ヴィンチ」長尾重武著、中公新書、1994.08.25 「ジョコンダ婦人の肖像」カニグズバーグ著、岩波書店、1975.12.10 「ダ・ヴィンチ・コード(上)」ダン・ブラウン著・越前敏弥訳、角川書店、2004.05.30 「ダ・ヴィンチ・コード(下)」ダン・ブラウン著・越前敏弥訳、角川書店、2004.05.30 (「BOOK」データベースより)amazon 偉大な科学者で、世界一の画家。その魅力は、今も輝き続けている。残された名画とメモを頼りに、彼の足跡を辿ってみよう。
Posted by
中高生に向けて書かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの入門的解説書です。「人物編」「絵画編」「科学編」の3部で構成されています。 「絵画編」では、『モナリザ』の微笑の意味が説き明かされます。古代ローマや中世のキリスト教芸術には「笑い」が見られませんが、ゴシック芸術に至ってようやく天使...
中高生に向けて書かれたレオナルド・ダ・ヴィンチの入門的解説書です。「人物編」「絵画編」「科学編」の3部で構成されています。 「絵画編」では、『モナリザ』の微笑の意味が説き明かされます。古代ローマや中世のキリスト教芸術には「笑い」が見られませんが、ゴシック芸術に至ってようやく天使の微笑が見られるようになります。しかしレオナルドの描く微笑は、これとはまったく異なっています。それは、判断や解決に行き着くことのない、どこまでも観察を続ける中で生まれた、きわめて現世的で現実的な「笑い」だと、著者は解釈しています。 「科学編」では、主としてレオナルドの解剖図を手がかりとして、上で述べた「観察」がレオナルドの芸術と同様、科学的な視線の中にも息づいていることが解明されています。
Posted by
元の本は分からないが、少なくとも電子書籍には絵の写真が全くないので、せっかくの記述もイメージがわかないのは少し残念。でも、作者のダ・ヴィンチに対する思い、情熱は伝わってくる。ダ・ヴィンチというのは、結局画家なのか科学者なのかよく分からない。確かに頭も良いのだろうが、目にした物を正...
元の本は分からないが、少なくとも電子書籍には絵の写真が全くないので、せっかくの記述もイメージがわかないのは少し残念。でも、作者のダ・ヴィンチに対する思い、情熱は伝わってくる。ダ・ヴィンチというのは、結局画家なのか科学者なのかよく分からない。確かに頭も良いのだろうが、目にした物を正確に描写する能力、頭の中で想像した物をリアルに描く能力が抜群だったのだろう。それほど絵を書き残している訳でもないので何で生計を立てていたんだろうとか、つまらないことを考えてしまうが、才能があって自分の興味の向くままに生きて行けたらどんなに楽しいだろう。
Posted by
ダ・ヴィンチの生涯や、一般相対性理論や量子論などが世の中に与えた影響などが語られている一冊である。 内容的に深くまで語られていなく、 読みやすく、初心者向けだろう。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 偉大な科学者で、世界一の画家。 その魅力は、今も輝き続けている。 残された名画とメモを頼りに、彼の足跡を辿ってみよう。 [ 目次 ] 人物編(ダ・ヴィンチは画家か、科学者か? 『モナ・リザ』って、本当に名画なの? ルネサンスって、どんな時代? ほか) 美術編(フィレンツェ、ミラノ、パリ、三都物語 若きダ・ヴィンチの一枚、『受胎告知』 ダ・ヴィンチは女性をどんなふうに描いたか ほか) 科学編(なぜ死体を解剖したのか? 人体を機械のように考えていた? 子宮の中の胎児まで観察したのはなぜ? ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
万能人:レオナルド・ダ・ヴィンチの深遠な内面から彼の描いた作品の意図を探る。例えば、微笑の意味は?モナリザは本当に美人なのか?といったことを、彼の人生観から紐解いていこうとした、手軽に読み進めることができるダヴィンチ入門書。ルビもふってあるので小中学生にもおすすめしたい本です。 ...
万能人:レオナルド・ダ・ヴィンチの深遠な内面から彼の描いた作品の意図を探る。例えば、微笑の意味は?モナリザは本当に美人なのか?といったことを、彼の人生観から紐解いていこうとした、手軽に読み進めることができるダヴィンチ入門書。ルビもふってあるので小中学生にもおすすめしたい本です。 人間は小世界(ミニチュア)である。 描いたから、描かれたからには何らかの因果関係は必ず存在する。 その因果を考察することによりスフマートでぼかされたダヴィンチの人物像に輪郭をつけていく。
Posted by
布施さんらしいロマンティックな解釈。文章が美しい。とくに冒頭の導入部のなめらかな流れは秀逸で心地良いものでした。
Posted by
レオナルド・ダ・ヴィンチ。最近謎の多い作家ということで、注目を浴びている。 その謎を追う本もそれをもとにした映画も作られた。彼こそ本物の「天才」だと認める人は多いだろう。 彼の有名な作品といえば「モナ・リザ」(「ジョコンダ」)。次に、「最後の晩餐」だろうか。 誰もが一度は教科書や...
レオナルド・ダ・ヴィンチ。最近謎の多い作家ということで、注目を浴びている。 その謎を追う本もそれをもとにした映画も作られた。彼こそ本物の「天才」だと認める人は多いだろう。 彼の有名な作品といえば「モナ・リザ」(「ジョコンダ」)。次に、「最後の晩餐」だろうか。 誰もが一度は教科書やテレビなどで見たことがあるはずだ。 そんな彼は、画家としてだけでなく、科学者であり、解剖学者であり、軍事兵器の発案者であったりと、かなり幅広い分野で活躍した。 そんな彼を手っ取り早く、どんな人だったのか知りたいという人にはオススメ。 彼が一生をかけて何を研究し、何を後世に残したか。 最近注目される彼の絵の「謎」などにはふれていない。だからこそ、彼、つまりダ・ヴィンチの人柄がよく見えてくるのだ。
Posted by
すらすらと読みやすい本でした。布施さんの本をこれから読み漁っていこうかな。レオナルド・ダ・ヴィンチについては入門編といった感じがしました。
Posted by
昔から読むたびに思うのだけれど、布施英利の文章というのは読んでいて気持ちがいい。もちろんそれは私だけなのかもしれないけれど、この人がどういうことを言いたくて、その理由として何を挙げ、それを本人がどう感じたのかがきちんと書かれているのだ。そこに書かれているのは必ずしも一般的に認めら...
昔から読むたびに思うのだけれど、布施英利の文章というのは読んでいて気持ちがいい。もちろんそれは私だけなのかもしれないけれど、この人がどういうことを言いたくて、その理由として何を挙げ、それを本人がどう感じたのかがきちんと書かれているのだ。そこに書かれているのは必ずしも一般的に認められた理屈ではないかもしれない。世の中に流布した見方と全く合わないかもしれない。しかしこの人はこれをこういう風に見た、それはこう思うからだ、ときちんと書く珍しい日本人だからだと思う。エッセイというものも本来そういうものであるべきだと思うが、ほとんどはそんなこともない。新書の多くも結局何か言いたいことがあるのかというとそんなものはなく、こういう学問のガイドだとか、この世界にはこんな見方もある、などと言う当たり障りのないものが多い。 だから、ちくまプリマー新書「君はレオナルド・ダ・ヴィンチを知っているか」という本を私は高く評価したい。中学生、高校生を意識した新書のシリーズかもしれないが、この本はそんなに狭いものではない。充分に読み応えがあるし、モナ・リザをもう一度見に行きたいと思わせる力がある。「ダ・ヴィンチ・コード」が流行り、レスター手稿がこの秋日本で公開されたこともあっての企画だと思うが、その期待以上に布施英利はいい答えを提供してくれたと思う。この本は多くの人に勧めたい。 装幀もいい。クラフト・エヴィング商會である。
Posted by
- 1
- 2