騙すアメリカ 騙される日本 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
かなりの悪文であり、文脈の断絶や反復が多いのでかなり読みづらい。内容は関岡英之の「拒否できない日本」と大同小異、特に新鮮な驚きはない。ただ、ひとつなるほどと感じたのは、最近色々な場面でよく出くわす「第三者機関」という仕組みについて。アメリカのヒューマンインテリジェンス云々はともかくとして、「第三者とはいったい何者なのか」という点をチェックせずに「公正さ」の代名詞のようにして扱われるこの言葉に対し、日本人はあまりに無防備ではないかと改めて気づかされたのは収穫だ。
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アメリカの巧みな戦略に誘導され、知らない間に日本はこんな事になっていた‼という話。金融政策、IT、構造改革などの分野別に著者の分析があり、『そうだったのか‼』と納得させられた。特に国際会計基準と、ITの分野は『知らない間…』のインパクトが大きかったのだと理解出来た。 全編を通し...
アメリカの巧みな戦略に誘導され、知らない間に日本はこんな事になっていた‼という話。金融政策、IT、構造改革などの分野別に著者の分析があり、『そうだったのか‼』と納得させられた。特に国際会計基準と、ITの分野は『知らない間…』のインパクトが大きかったのだと理解出来た。 全編を通して、たくさんのデータを示す事で、きちんと検証、説明されようとしていたが、データが多過ぎて、また新書なので、それらが、ページをまたぐ事もあり、ちょっと読みにくいようにも感じた。 また、著者は外務省の出身の方らしいので、経済本のような感じでなく、御自身の経験やエピソードを色々盛り込んだ、佐藤優さん的な展開の方が面白いのかな?と個人的にはおもった。 ただ、元CIAの情報員事件などもあったので、著者の分析力等は的確だなぁと感心した。
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いつからこれほどまでに日本はアメリカに隷属してしまったのか。これまでの自民党政治の情けなさが映し出される。
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[ 内容 ] 自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそ...
[ 内容 ] 自衛隊のイラク派遣、北朝鮮問題への対応、道路公団や郵政民営化に代表される「改革」の進展、皇室典範や憲法をめぐる改正論議、不良債権処理と景気回復の名の下に進められた日本型雇用の崩壊―日本が場当たり的な対応を重ねるあいだに、かつて「超合金」と言われた日本システムは根こそぎ変えられつつある。 日本の「国富」に狙いを定めたアメリカの国家戦略は、対日「年次改革要望書」を通じて密かに、そして着実に現実のものとなっている。 アメリカによる対日支配の実態はどうなっているのだろうか。 外務官僚としての体験も踏まえつつ、覇権構造の中の自立の可能性を探る。 [ 目次 ] 第1章 米国の国家戦略と日本の「知識人」 第2章 消えた「日米貿易戦争」 第3章 アジア通貨・経済危機の真相 第4章 決定打としての「IT革命」 第5章 悪魔の契約 第6章 日本の「逆襲」 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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3/25:理解するのに時間がかかる。断念。 --------------------- 3/23:結構難解...引用が多く、作者の主張する主題が見えづらい。
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日本を騙し続けて着々と日本の国富を自国に付け替えようとするアメリカの国家戦略を、今日の様々な制度改革を例に検証している。 表現が回りくどく文章が読みづらい。
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Web2.0のウェブ進化論が、グーグルとネット社会の未来に対して不特定多数無限大の善意?を 持った人々の存在を前提に、「神」の視点からの世界を俯瞰 した知・情報の新たな富の秩序の再編成に総表現社会、参加社会の創造的でポジティブな未来を不安を超えて語っている本だとすれば、この「騙す...
Web2.0のウェブ進化論が、グーグルとネット社会の未来に対して不特定多数無限大の善意?を 持った人々の存在を前提に、「神」の視点からの世界を俯瞰 した知・情報の新たな富の秩序の再編成に総表現社会、参加社会の創造的でポジティブな未来を不安を超えて語っている本だとすれば、この「騙すアメリカ、騙される日本」は1985年のプラザ合意後の20年間のバブルから、その崩壊、失われた10?年について、日本経済と社会の基盤からの変容・変質について、外務省の大臣官房の現場から見た米国のしたたかで、ある意味狩猟民族として当然?の競争原理にもとづく「パブリック・ディプロマシー」・・・対日世論工作・・視点から、それに気が付いた外務省若手エリートの現状の日本の外交・経済のトップに対する悲観と嘆きが実感を持って伝わってくる本だ。この本で構造改革・・民営化の背後にある・・意図・・利権争奪の市場原理・金権ハイエナの腐臭が見えてくる。 ウェブ進化論とは全く逆の世界的外交・経済の中に置かれた、日本の悲劇的現実、近未来が見える。 小泉構造改革の本質とそのエピゴーネン達に見られる、自己ポジションを米国と同一化する「知識人?」「マスコミ?」・・中身は擬似白人の 黄色いバナナ?たるパワーエリート・・・バブル前から・・戦前から仕組まれて、それでも農耕民族として騙され続ける?日本?・・彼はその対抗策・戦略も述べているが・・ローマに滅ぼされた、都市国家パルミラやカルタゴのように地上から日本が消される前に?是非、ご一読を。
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ま、本の内容はかいつまんでいうと(つかかいつまんでしか言えない。。。) アメリカは日本を操作し、国富を日本→アメリカに移行しようとしている。 具体的には構造改革やIT革命などに象徴されるような 日米改革要望書(だったかな)を使い、 アメリカ→日本への押し付けの改革ではなく、 日本...
ま、本の内容はかいつまんでいうと(つかかいつまんでしか言えない。。。) アメリカは日本を操作し、国富を日本→アメリカに移行しようとしている。 具体的には構造改革やIT革命などに象徴されるような 日米改革要望書(だったかな)を使い、 アメリカ→日本への押し付けの改革ではなく、 日本に自主的にアメリカへ都合の良い改革を推し進めさせようとしている、というもの。 日本人はまず、操作されているという現状を認識するべきである、って終章に書いてあったかな。 アメリカと日本の関係には興味があるんだけど、 日本という意味では身近だけど、 おれ個人としては自分の身近に起きてる問題じゃないからどうしても遠く感じられるんだよね。 この人は自分の立てた論理に、推測にとても自信があるみたいだけど、 こちらには根拠のない自信にしか受け取れないし、 根拠を出されても「ふーん、そうなんだ」としかいえない感じ。 相手の意見を鵜呑みにしたくないんだけど、 だからって自分の中で納得したり反論したりする手立てがない。 知識がないのが悪いってのが多々あるんだろうけど。。。 だからって読まないって選択肢はないと思うから こういう本への対し方を考えないとだめだなーと思う。
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