国際政治の見方 の商品レビュー
なんか読みにくかった 全体的には、これまでの日本の外交のあり方(二国間外交重視)から、これからのあるべき姿までを語っているようだ。
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僕はこの本を二度読んだ。 昔読んだ時にはその意味が解らなかった。 今読むとその意図が解らなかった。 猪口先生と言ったら国際政治学の世界では立派な先生で、その著書は英語なんかでよく出版されていると聞く。 僕は昔に、国際政治学の勉強の基礎的な文献として使おうと、その方の『国際政治の...
僕はこの本を二度読んだ。 昔読んだ時にはその意味が解らなかった。 今読むとその意図が解らなかった。 猪口先生と言ったら国際政治学の世界では立派な先生で、その著書は英語なんかでよく出版されていると聞く。 僕は昔に、国際政治学の勉強の基礎的な文献として使おうと、その方の『国際政治の見方』というタイトルの新書を読んだが、何やら意味が掴みづらかった。 それからずっとこれを放置してきたが、そういう訳にもいかぬと最近一念発起をして読むことにし、そして漸くかつて読めなかった理由の一端を知ることが出来た。 本書の副題は「9・11後の日本外交」となっている。国際政治の概念を書いたものではなく、近年の日本外交の傾向について論じられている。 猪口先生が主に英語で書いて雑誌や本に載せてきた日本外交に関するそういった論考を、本書は新書という形で一まとめにしてあるので、その内容は非体系的で、かつ用語も専門的であり、そして引用がとても多い。内容が難解というよりも、用語法が国際政治学に因るものが多く含まれているので、初学者には読みづらいといったところだろうか。意味や意図が掴めなかったのはこのあたりに起因する。 かくごった煮状態なので各章の内容が一貫してないとは言え、単一著者によるものであるため、その考え方は一貫している。それは、日本はアメリカに追従してアジアを蔑んできており、アジアではその立ち位置がはっきりせず、「普通の国」ではありえず、そういった日米同盟的な二国間外交から地域安全保障的な多国間外交へとシフトしていくべきだということらしい。 結論はどうであれ、これまでの日本外交の空気感みたいなのや、近年の日本外交の為してきたことがまとめてあるので役立つ。 とはいえ、つまらないものは、つまらない。分析手法もよく解らず、直感でまとめるか、人の分析をまとめるかしてあることがあり、それ故に信憑性に怪しさがある部分もあり、海外で発言力のある数少ない学者がこれかと思うと、少し不安。英語力って大事ですね。
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[ 内容 ] 冷戦の終焉、9・11事件を経て、国際政治は劇的に変わった。 破綻国家への介入や平和維持のための武力行使が求められる現代にあって、日本外交は、これまでのような腹の探り合いによる二国間外交でよいのか。 日米安保の枠組みを前提としつつも、アジアとどのようにかかわっていけば...
[ 内容 ] 冷戦の終焉、9・11事件を経て、国際政治は劇的に変わった。 破綻国家への介入や平和維持のための武力行使が求められる現代にあって、日本外交は、これまでのような腹の探り合いによる二国間外交でよいのか。 日米安保の枠組みを前提としつつも、アジアとどのようにかかわっていけばよいのか。 アジア諸国との歴史問題および憲法の制約のある日本が、英・仏・独のような「普通の国」として、国際社会で一定の存在感を発揮することは果たして可能なのか。 歴史を振り返り、最近の国際政治上の大きな出来事を検証しつつ国際政治と日本外交の関係をとらえ直す、現代人の必読書。 [ 目次 ] 序章 国際政治はどう変わったか(朝鮮戦争―第二次世界大戦後の世界変動1;ベトナム戦争―第二次世界大戦後の世界変動2 ほか) 第1章 「普通の国」としての日本を考え直す(日本の外交路線―一五年ごとの修正;日本流「普通の国」の三つのモデル―英・独・仏 ほか) 第2章 日本のアイデンティティーと国際関係(日本のアジア的アイデンティティー;日本のアメリカ研究―畏怖・インスピレーション・失望 ほか) 第3章 二国間から多国間へ(日米同盟とアジア;日本の二国間外交 ほか) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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恥ずかしながら、「外交の手法」なんてことに視点を今まで向けてことがなくって、新たな視点を追加してくれた一冊になりました。
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久しぶりに新書らしい新書を読んだというのが、第一の感想。 たとえ筑摩であっても最近の新書はひどいものが多いのに。 4年も前の書籍。新鮮さはないかも知れませんが、 結果を知る今読んでみると、本作内における情勢認識とその推移のかなりの部分が、 かなりの正確さを有していた...
久しぶりに新書らしい新書を読んだというのが、第一の感想。 たとえ筑摩であっても最近の新書はひどいものが多いのに。 4年も前の書籍。新鮮さはないかも知れませんが、 結果を知る今読んでみると、本作内における情勢認識とその推移のかなりの部分が、 かなりの正確さを有していたことがわかります。 また、大東亜戦争後の日本とそれを取り巻く諸外国の外交が丁寧に解きほぐされていて、 個人的に新しい視点を得ることができました。 古本屋で100円。 価値基準って、ほんとバラバラ。
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まだ読んでる途中ですが…日本がこれから国際社会の中でどうしていくべきかについてじっくり考えさせてくれる。
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