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その日のまえに の商品レビュー

4.4

473件のお客様レビュー

  1. 5つ

    222

  2. 4つ

    165

  3. 3つ

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感想!

近しい人の死を描く小説は多い。中には、死を道具として使っているものもある。でも、この本は違う。当たり前に続くはずの日常が消える「その日」。静寂と痛み。葛藤。こころに深く、染みてくる物語。

mari104

2025/01/22

私は今まで読んで来た重松先生の作品がどれも好きです この本は、短編が全て繋がっていました 大好きな人が亡くなるのは、とってもつらいです どうして〇〇が死ななくてはならないのか? どうして〇〇なのか?他にたくさんいるだろう! 世の中、悪いことばかりしている奴が長生きしていることがあ...

私は今まで読んで来た重松先生の作品がどれも好きです この本は、短編が全て繋がっていました 大好きな人が亡くなるのは、とってもつらいです どうして〇〇が死ななくてはならないのか? どうして〇〇なのか?他にたくさんいるだろう! 世の中、悪いことばかりしている奴が長生きしていることがある 神は本当にいるのだろうか? 私にもその日が来る、後悔がない人生は無いと思うが、やりたい事は先伸ばしにしないで、今やっていきたい

Posted byブクログ

2024/11/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

涙なしでは読めない作品。 難しい言葉を使っているわけではないのに言葉の表現に心を動かされます。 作中で主人公がその時感じたことや気持ちがとても深く伝わってくる。 この本は死と向き合うことが要される内容なので自分の人生に置き換えて考えたり今までの経験を振り返ったりした。 本作は短編での登場人物がクロスオーバーすることにより物語の深みが増して一層ラストに一体感が生まれている。 ずっと重松さんの作品を読みたいと思って読めてなかったので今後は読み倒したいと思います。 やはり道徳的に素晴らしく心に響きます。

Posted byブクログ

2024/08/24

誰かにでも訪れる最後のとき、死に向けてのそれぞれの人生、ドラマが交錯する連作短編映画。重松清らしい作品で、期待を裏切らない。 年齢を重ね、祖父母、両親、友人、恩師、いろいろな人との別離を経験し、人の死に対面し、どう接すればよかったのか。

Posted byブクログ

2023/12/07

和美が亡くなる日を「その日」と呼ぶところが奥深いと思った。読む前はその日って何だろうと思ったけど「その日の前に」「その日」「その日あとで」に分かれている理由が呼んだら分かり、めっちゃ感動した。

Posted byブクログ

2023/10/05

短編集だけど、それぞれがどこかで繋がっている。「その日の前に」「その日」「その日のあとで」の家族は、子ども達の年頃も、性別も同じで、性格までどことなく似ていて…「長生きしてる人、いっぱいいるのに、どうして僕のママなんだろ…」重松作品を読む度に、反省するんだけど、すぐに当たり前の毎...

短編集だけど、それぞれがどこかで繋がっている。「その日の前に」「その日」「その日のあとで」の家族は、子ども達の年頃も、性別も同じで、性格までどことなく似ていて…「長生きしてる人、いっぱいいるのに、どうして僕のママなんだろ…」重松作品を読む度に、反省するんだけど、すぐに当たり前の毎日になってしまってる。平凡な日常でも、一生懸命に生きなければいけませんね。家族も大切にしなきゃいけませんね。

Posted byブクログ

2023/10/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の生死に触れる中で生きる意味、死んでいく意味を考えさせられました。私も大切な人がいるけれど、その人と迎える『その日』を想像するだけで涙が止まりせんでした。 生きる意味や死んでいく意味は分からなくても考える事が答え。という美代子さんの言葉が心に響きました。

Posted byブクログ

2023/08/27

神さまよりも人間の方が、ずっと優しい。 というフレーズに、別れに対する喉の詰まるような苦しさは、すべて人間だからなんだと思った。 「その日」に向き合うということは、その日のずっっと前から始まって、その日のずっっと後まで続いていく。 それでいいんだ。ゆっくり向かい合えばいいんだと...

神さまよりも人間の方が、ずっと優しい。 というフレーズに、別れに対する喉の詰まるような苦しさは、すべて人間だからなんだと思った。 「その日」に向き合うということは、その日のずっっと前から始まって、その日のずっっと後まで続いていく。 それでいいんだ。ゆっくり向かい合えばいいんだと知り、少し救われた。 重松さん独特の、短編小説と長編小説の間みたいな構成も楽しかった。

Posted byブクログ

2023/07/02

身近な人との永遠の別れ、そしてその後。自分がその立場になったときに、こんなふうにできるだろうかと考えてさせられました。 いろんな視点で描かれていてとてもよかった。

Posted byブクログ

2023/06/11

いつかは誰にでもやってくる「その日」。 きっと多くの人が、まだ先だろうと思っている「その日」。ある日突然、それを意識しなければならなくなってしまう人々の絶望、悲しみ、悔しさ。穏やかな日もあれば、どうしようもなく荒れる日もあるだろう。 生きている限り時間は進んでいく。 残された人...

いつかは誰にでもやってくる「その日」。 きっと多くの人が、まだ先だろうと思っている「その日」。ある日突然、それを意識しなければならなくなってしまう人々の絶望、悲しみ、悔しさ。穏やかな日もあれば、どうしようもなく荒れる日もあるだろう。 生きている限り時間は進んでいく。 残された人たちは 前向きになんてかっこいいことは言えなくても とにかく日常を過ごしていくしかない。 だんだん思い出す回数が減ったとしても 一緒に過ごした時間が嘘になるわけではない。

Posted byブクログ