顔立ちから子どもを知る の商品レビュー
同著者の「相貌心理学序説」とほぼ同じ内容を薄めたもの。情報が散らばり過ぎ、全体像をつかむのが非常に困難。子どもについて知りたくても「序説」に書かれている内容で必要十分と思う。
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***** 子どもを知ることはその子が感じていることそのものを感じることであり,その子の喜びや苦痛をともに経験することであり,その子が成長していくというすばらしい冒険を,日々その子とともに生きていくことである。(p.i) 子どもについての知識が子どもを型にはめたり,子どもを不動...
***** 子どもを知ることはその子が感じていることそのものを感じることであり,その子の喜びや苦痛をともに経験することであり,その子が成長していくというすばらしい冒険を,日々その子とともに生きていくことである。(p.i) 子どもについての知識が子どもを型にはめたり,子どもを不動の対象として固定するものとなってはならない。そうではなくて,その知識が生命の動きそのものに従うようにしなくてはならない。(p.ii) 洞察力がありさえすれば,成長の各段階で深いところで何が起こっているかを顔立ちの変化をとおして知ることができるのではないだろうか。(p.ii) 子どもを知るということはともに生まれるということ,つまり子どもとともに生きるということである。(p.vi)(connaitre=知る,co=ともに,naitre=生まれる) こうして,私たちは,相貌心理学を実践し,形態のなかに存在の内的現実が直接反映しているのを見ることができるように,愛情を込めて私たちの目を訓練しなくてはならないのである。(p.vi-vii) 生命の拡張は,顔の形態において客観化される。(p.7)
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