オリバー・ツイスト(上) の商品レビュー

3.2

15件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    4

  3. 3つ

    5

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2021/03/18

不幸の連続で、読んでいて気持ちが折れそうになった。 十四章の終わりくらいは、特に気持ちが重く暗くなった。 この先、ブラウンローとの深いかかわりが明らかになっていくのだろうけれど。 オリバーは受動的に運命に流されていく、といった感じだな、と思った。 自発的に動いたのは、サワベリー葬...

不幸の連続で、読んでいて気持ちが折れそうになった。 十四章の終わりくらいは、特に気持ちが重く暗くなった。 この先、ブラウンローとの深いかかわりが明らかになっていくのだろうけれど。 オリバーは受動的に運命に流されていく、といった感じだな、と思った。 自発的に動いたのは、サワベリー葬儀屋から逃げ出したことくらいで、あとはとても従順で非力だ。 辛いことが多いのに、性格はゆがまず真っ直ぐなのは素晴らしいとは思う。 登場人物も多いので、混乱しそうになるため、メモをとりながら読んでいる。

Posted byブクログ

2016/11/04

子どもがこんなに可愛そうな暮らしをしていた時代があるかと思うとゾッとする。この環境の中でも正しく生きようとするオリバーの心はとても美しい。

Posted byブクログ

2014/07/10

まだ読んでいる途中ですが、オリバーツイスト自体のストーリーには文句はありません。しかし、翻訳者の中村能三の日本語がくそ過ぎると思います。英語を直訳しすぎてる。ブラウンロー氏がオリバーのことを説明している言葉で「若い友達」とあったがhis young friendと書いてあったんだ...

まだ読んでいる途中ですが、オリバーツイスト自体のストーリーには文句はありません。しかし、翻訳者の中村能三の日本語がくそ過ぎると思います。英語を直訳しすぎてる。ブラウンロー氏がオリバーのことを説明している言葉で「若い友達」とあったがhis young friendと書いてあったんだなと思わせたし、グリムウィグ氏のセリフで「牛肉面の男の子をもってる男がいる」。もってる?who has~を直訳したんじゃないの?わしの友達の子どもで〜でいいじゃん!小さい友達でいいじゃん!もっと言い回しが出来たでしょうに! 翻訳者って重要だな〜と思わせられました。

Posted byブクログ

2014/01/05

【あいつむぎ2013年10月陳列】2013.10.15 推薦者:くらら(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-328.html)

Posted byブクログ

2013/09/29

救貧院うまれの可愛そうなオリバー!度々、生命の危険にさらされながらも、純粋な正義と果敢な勇気で幾多の危機を切り抜ける。 上巻はまだしも下巻はオリバー空気化してたね…(笑) おもしろい小説ではあったけれど、勧善懲悪小説とくゆうの、「全てに都合のよいハッピーエンド」感は免れなかった...

救貧院うまれの可愛そうなオリバー!度々、生命の危険にさらされながらも、純粋な正義と果敢な勇気で幾多の危機を切り抜ける。 上巻はまだしも下巻はオリバー空気化してたね…(笑) おもしろい小説ではあったけれど、勧善懲悪小説とくゆうの、「全てに都合のよいハッピーエンド」感は免れなかったw 大衆小説として必要な要素は全てに盛り込まれているので、単純に、愉快で痛快で楽しかったです。

Posted byブクログ

2013/08/23

海外文学でここまで物語性の強い作品は新鮮だった。 悪人たちの皮肉さや風刺的な文章の割合が大きすぎて、その分善人が神様のように見えてくる。 社会も人間もストーリーも文章さえもオリバーに味方してくれないので悲しくなってくるのだけれど、必死に正しく生きようとするオリバーの健気さに希望...

海外文学でここまで物語性の強い作品は新鮮だった。 悪人たちの皮肉さや風刺的な文章の割合が大きすぎて、その分善人が神様のように見えてくる。 社会も人間もストーリーも文章さえもオリバーに味方してくれないので悲しくなってくるのだけれど、必死に正しく生きようとするオリバーの健気さに希望がみえるので、早くこの子が幸せになってほしいという気持ちで読み進める手が止まらなくなる。

Posted byブクログ

2013/04/21

オリバー少年は不幸なうえに、まったくツイてないため、物事が悪い方へ悪い方へといってしまう。なので読んでいてどうしようもなく悲しくなってくる。

Posted byブクログ

2011/05/11

『オリバー・ツイスト(上)』/ディケンズ/★★★★☆/救貧院で育ったオリバーの不幸な生い立ちを描く。いろいろな人にひどい仕打ちをされたり、警察につかまったり、窃盗団に入れさせられたり、とにかくひどい生い立ちなんですが、その中で必死に生きようとするオリバーの姿が涙ぐましい小説です。

Posted byブクログ

2011/05/05

ディケンズを読むのは久しぶり.物語が非常に強い.よいことがおこりそうとか,悪いことが起こりそうとか読者は予測できるし,実際に本のなかでもそうなるわけだが,そういうことを超えた面白さがディケンズにはある.

Posted byブクログ

2011/04/10

少年院で生まれたオリバーツイストを主人公とし、 19世紀イギリスの虐げられる下層階級の描写を通じて、 救貧法が君臨する当時の社会を批判する物語の上巻。 当時の下層階級の人々の扱われ方の描写がリアル。 1838年刊行の西洋の古い小説ですが、案外スイスイ読めます◎

Posted byブクログ