夜の牙 の商品レビュー
勝目梓の作品はハードボイルドというのか、暴力的な描写に終始して、個人的には官能小説の要素を求めて読む本の位置づけだ。そういうのに少々飽きたので買ってから長い間本棚で眠っていたのだが、ふと手に取って読んでみたら、意外にこれが面白い。どういう背景があるのだろう?と考えさせられるミステ...
勝目梓の作品はハードボイルドというのか、暴力的な描写に終始して、個人的には官能小説の要素を求めて読む本の位置づけだ。そういうのに少々飽きたので買ってから長い間本棚で眠っていたのだが、ふと手に取って読んでみたら、意外にこれが面白い。どういう背景があるのだろう?と考えさせられるミステリー的要素と登場人物の心理描写で飽きずに読めた。ほとんどエロ目的でしか読み通せないだろうという先入観で読み始めたのでいい意味で期待外れだった。
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裏表紙に官能サスペンスとあるが、官能、サスペンスともに平凡の域をでることはない。父親の過去の所業をネタに娘をゆすり、金を巻き上げ言いなりにさせるってストーリーがなんだかな魅力に乏しい。助っ人の元刑事もパンチ不足だし、といいながらも勝目梓の三流っぽさが好きなわたしである。
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