孕み の商品レビュー

佐藤有記(著者)

得体のしれない「闇」…

[文庫ＯＦＦ]

得体のしれない「闇」が迫ってきて人を襲ってしまうという描写はものすごく怖いのですが、この作品は映像で見て生きる、って気がします。だからきっと映画を見てからこれを読むのが正解なのでしょうね。メインキャラとしてゆいの家族と叔母の家族とが登場しますが、ゆいの家族は当然のこと、叔母の家族にも暖かみが感じられませんでした。

2010/01/14

ちょーっと中途半端な気がしないでもないかな。巻き込まれる狂気か巻き起こる殺戮か、どちらかに重点置いた方がよかったんじゃないか、なんて生意気なことを思ってみたり。……要素要素はツボなんですけどね。やや不完全燃焼。
ただ、ラストでヒロインがぶつけられたひとことってのは案外ざっくりきました。

2009/10/07

何度読んでも話の展開が見えてこなくて、著者の意図する事もよくわからない。
もう少し掘り下げて書き込んでほしいところにかぎって、はぐらかす様に話がとんでいて非常に消化不良である。