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地球と生きる家 の商品レビュー

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2022/11/18

 日本の木造住宅の寿命は約30年で76トンの重さがある。寿命が短い割に多くの材料を要し、その材料の多くは海外から輸入される。輸入される際は船を動かす必要があるため燃料を使う。  一つの家を建てるだけでも多くの負担が地球には掛かっていることを知った。住宅を一例として挙げたが住宅だけ...

 日本の木造住宅の寿命は約30年で76トンの重さがある。寿命が短い割に多くの材料を要し、その材料の多くは海外から輸入される。輸入される際は船を動かす必要があるため燃料を使う。  一つの家を建てるだけでも多くの負担が地球には掛かっていることを知った。住宅を一例として挙げたが住宅だけではない。19世紀から今までに新しい製品や革命的な機会を作り出し、快適な暮らしを実現した反面で自然環境は悪化し続けている。もしこのまま快適を目指して自然環境を失った世界は果たして快適だろうかと思った。  最後の方「地球と共に生き続ける環境を作っていくことだ、そのためには独創的な考えや技術がもっともっと必要だと僕は思う。」という一文が印象に残った。

Posted byブクログ

2011/02/14

建築家が、子供の目線で家について伝えるシリーズのうちの1冊。家を重さで考えるという視点や、世界152カ国のCO2の排出量が棒グラフで載っているページ、手についた水をとる方法のエネルギー消費比較など、読み進むにつれ引き込まれていく。 要するに、エコな建築についての話なのだが、豊富な...

建築家が、子供の目線で家について伝えるシリーズのうちの1冊。家を重さで考えるという視点や、世界152カ国のCO2の排出量が棒グラフで載っているページ、手についた水をとる方法のエネルギー消費比較など、読み進むにつれ引き込まれていく。 要するに、エコな建築についての話なのだが、豊富なイラストと写真に添えられたわかりやすい説明で、環境のことを考えながら家を建てるということの合理性と快適さが素直に理解できる良書だ。 あとがきに、「仕事」についての言葉として、「なるべくたくさんの人、たくさんのすてきな経験や知識を持つ人々と共同で仕事をしたほうがよいに決まっている」というフレーズがとても印象に残る。

Posted byブクログ