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2024/02/04

登校拒否の問題について「授業をしているということとしていないということ、学校であるということと学校でないということとの境界をなくしていくやり方か、あるいは大学のところで境界をなくしてしまうか、どちらかしかやりようがない」という吉本隆明さんの捉えには、頷いてしまう。アクティブラーニ...

登校拒否の問題について「授業をしているということとしていないということ、学校であるということと学校でないということとの境界をなくしていくやり方か、あるいは大学のところで境界をなくしてしまうか、どちらかしかやりようがない」という吉本隆明さんの捉えには、頷いてしまう。アクティブラーニングとか問題解決学習とか個別最適化の学習とか、専門用語を使わないで、こういう表現っていいなと思う。 そして、安保と全共闘を振り返り、安保闘争の後始末には尽力したという話も印象に残こった。そして、戦中派として戦争を総括せずに、それについて正直に語らずに先生として大学で教鞭をとっていたものに対する「違うのではないのか」と思っていたところに、生き方が表れている気がした。 オウム事件を振り返り、市民社会へ一般の善悪という問題を超えたところで考えねばらならないのではという提案、今も考えさせれられる。

Posted byブクログ