カニバリズムの系譜 の商品レビュー
猟奇的な好奇心と、創作の参考とで購入したが、どちらの目的も果たされなかった。カニバリズムの歴史については、少しだけ詳しくなった気がする。 人食文化について、インターネットで調べるのすら面倒くさいなら、読んでみてはいかがだろうか。
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幻想文学など読んでいるとこういった世界に興味を持つことになるのだろうか ということで興味があったので珍しく図書館で借りてみた 系譜なんていうからどんな詳細な知識が得られるのかと思ったら、単なるエッセイでした それはそれで入門としては読みやすくて良かったんだけど、やはり物足りない感は否めないのでもう少し詳しいのを今度又借りてみよう 印象的だったのは、人食いという行為はタブーとされてきているが、飢餓状態においては案外頻繁に行われているし、刑罰として行われていた国もあったということ 飢餓など極限状態のような理屈が成り立てば人肉も一つの肉とみなされるのでしょう ではこの人肉食と言う行為がなぜタブーなのか 直感的・感情的にいけないことと感じるからなのか、秩序を維持するためなのか、などなどそこらへんにについての考察がもう少しちゃんとあれば読み応えのある作品になったと思ったのに、そこが少し残念だった 読み物としては結構面白いので、たまにはこういうグロイ系も読んでみたいと思う人にはお勧め
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非常に興味深かった。 「なぜ、食べたのか?」がとっても気になったので購入。 有名な諸外国で起きたカニバリズム事件を取り上げ、わかりやすく解説。 読んでてぐいぐい引き込まれた。 そんなにグロくはないと思うけど、そういうのイヤな人にはお薦めできないかなぁ。 日本を代表す...
非常に興味深かった。 「なぜ、食べたのか?」がとっても気になったので購入。 有名な諸外国で起きたカニバリズム事件を取り上げ、わかりやすく解説。 読んでてぐいぐい引き込まれた。 そんなにグロくはないと思うけど、そういうのイヤな人にはお薦めできないかなぁ。 日本を代表するカニバリスト、佐川さんについても記載。 人を食べたいなんて、思ったことないからなぁ…彼らの気持ちはわからないけれど、彼らは彼らなりにギリギリだった模様。 もっと詳しく知りたくなった。
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復讐・宗教的な視点をあえて排し、食行為のひとつとして人肉食の歴史を解説してる本。 「人間の臭みは酒とニンニクで消えるか」など、人体から尊厳や魂といったものを抜き去って考えるととたんに不思議な素材としての観点が現れる。 「魂なき体」っていうのが、もしかしたら人体に対する好奇と猟奇の...
復讐・宗教的な視点をあえて排し、食行為のひとつとして人肉食の歴史を解説してる本。 「人間の臭みは酒とニンニクで消えるか」など、人体から尊厳や魂といったものを抜き去って考えるととたんに不思議な素材としての観点が現れる。 「魂なき体」っていうのが、もしかしたら人体に対する好奇と猟奇の落ち合う場所なのかも。
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