首断ち六地蔵 の商品レビュー
霞流一氏の連作短編集…
霞流一氏の連作短編集。バカトリック満載ですが、それだけでなく仕掛けが用意されています。これにはかなり驚きました。上質の本格ミステリです。
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六体の地蔵の首が持ち去られた事に端を発し、その首を元に連続事件が発生。 地蔵一つ一つに仏教の六道を意味をもしており「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」を使い、見立て殺人が行われる。 事件解決に挑むのは三人の探偵たち、 多重解決推理をしながら解決していくのだが...
六体の地蔵の首が持ち去られた事に端を発し、その首を元に連続事件が発生。 地蔵一つ一つに仏教の六道を意味をもしており「天道」「人間道」「修羅道」「畜生道」「餓鬼道」「地獄道」を使い、見立て殺人が行われる。 事件解決に挑むのは三人の探偵たち、 多重解決推理をしながら解決していくのだが、魚間調査員と霧間警部が毎度、荒唐無稽、突拍子ない推理を披露するのだが、瞬殺で否定され、ボコボコにされる描写は笑う事、間違いなし! だが、真打ち登場と言わんばかりに物乞い坊主、風峰住職が見事に事件を解決する。というのが基本的な話の流れなっている。 笑わせてくれ所はしっかり笑わせ。 唸らせる所はしっかり唸らせる ラストも一連の事件が繋がり出すところもかなり面白かったです。 Amazonの評価は低いが僕的にはかなり高評価したい!そう言わせてくれる作品でした!!
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六体の地蔵の首が何者かに切断された。 捜査員魚間岳士と住職の風峰は首の行方を追い始めるが、発見された地蔵の首の近くには意味深な死体があるのだった・・・。 霞流一の連作短編集。 成程これはバカミスに片足を突っ込んでいるかもしれない。 魚間と刑事たちによる多重解決が見物で大胆な...
六体の地蔵の首が何者かに切断された。 捜査員魚間岳士と住職の風峰は首の行方を追い始めるが、発見された地蔵の首の近くには意味深な死体があるのだった・・・。 霞流一の連作短編集。 成程これはバカミスに片足を突っ込んでいるかもしれない。 魚間と刑事たちによる多重解決が見物で大胆な推理の連続はバカらしいながら本格推理の妙を持っている。
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第六章までは正直退屈だったけど、最終章は楽しく読めました。雰囲気もそれまでと変わって面白かったです。この作者は初めて読みましたが、こういう作風なのかな。
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もっと徹底してバカミスかと思いきや 表紙通りの『本格推理』もの?だった…。 荒唐無稽のトリックを惜しげもなく使い、 宗教絡みの見立てを組み入れた意欲作で はあるが、如何せんキャラクターの個性 があまり感じられないのが残念。
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霞流一作品はどうやら肌に合う。本作で確定した。バカミスで本格ミステリ。最高ではないか。 「地獄院長は燃えた」 密室ネタ。こういう力技な趣向のトリックは大好物である。 「餓鬼の使いは帰らない」 大鍋でグツグツされた婆という奇怪な事件。多重解決・誘拐・消去法的な犯人像。素晴らしい。 ...
霞流一作品はどうやら肌に合う。本作で確定した。バカミスで本格ミステリ。最高ではないか。 「地獄院長は燃えた」 密室ネタ。こういう力技な趣向のトリックは大好物である。 「餓鬼の使いは帰らない」 大鍋でグツグツされた婆という奇怪な事件。多重解決・誘拐・消去法的な犯人像。素晴らしい。 「畜生は桜樹に散る」 バカトリックで大笑い。無謀すぎるもののオマージュでもある。 「修羅の首が笑った」 ミスリードの巧さが光る。この首無トリックは案外目から鱗。 「人の死に行く道は」 設定からむちゃくちゃながら、伏線が堪らなく好き。なんちゅうトリック… 「奈落の底の底」 ここまで期待値が上がると、真相が一部見えやすいきらいがあるのだが、それでもとてつもない。おふざけすら伏線にして、多重解決の重要性が全面に押し出される。圧倒的展開に震えて、ポカンとなろうぜ!! 読者を驚かせようという作者の魂胆。単純に構成が素晴らしく、快作です。 2018年は幸先いいミステリスタート。
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6編+おまけの7編からなる連作ミステリです。どの短編も、推理が披露されては反証を挙げられて破棄を繰り返した末に真相に辿り着くという『毒入りチョコレート事件』と同じ構成です。各推理とも荒唐無稽で馬鹿馬鹿ししいものばかりですが、本格ミステリーの要素を贅沢に詰め込んでいるので魅力的です...
6編+おまけの7編からなる連作ミステリです。どの短編も、推理が披露されては反証を挙げられて破棄を繰り返した末に真相に辿り着くという『毒入りチョコレート事件』と同じ構成です。各推理とも荒唐無稽で馬鹿馬鹿ししいものばかりですが、本格ミステリーの要素を贅沢に詰め込んでいるので魅力的です。本格ファンには嬉しい一冊だと思います。 第7首で訪れるカタストロフは、残念ながら先例があるのであまり驚けませんでしたが、綺麗に決まっていると思います。
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連作短編集。荒唐無稽なノリが面白かった。ワトソン2人に探偵1人。途中のベタな展開、会話の応酬、ギャグなどがどれも深夜ドラマのクオリティ。ワトソン役がこれでもかと次々に提示する外した推理も楽しい。こういうの割と好き。 途中、ちょっとイマイチかな?とも思ってましたが、最後にぐっと盛り...
連作短編集。荒唐無稽なノリが面白かった。ワトソン2人に探偵1人。途中のベタな展開、会話の応酬、ギャグなどがどれも深夜ドラマのクオリティ。ワトソン役がこれでもかと次々に提示する外した推理も楽しい。こういうの割と好き。 途中、ちょっとイマイチかな?とも思ってましたが、最後にぐっと盛り上げてくれました。
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元々月刊誌の連載を一冊にまとめたものなので、 各章の冒頭の登場人物の紹介がうっとうしかった。 主人公と警部の推理合戦もなんだかなぁ。 最後に盛り返したので★3つです。
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