勉強ができなくても恥ずかしくない(3) の商品レビュー

橋本治(著者)

第三部完結編。友達も…

[文庫ＯＦＦ]

第三部完結編。友達もでき、遊び、学び、学校も好きになった。でも高校生になったケンタくんは受験が待っていた。教育とは、勉強とは何かを考える小説。こどもたちに読ませたい。

2013/10/14

いよいよ完結。いよいよって言っても、3巻まとめて普通の小説1冊分くらいの分量だから、やっと読み切った！って感じでもないけど。うすうす感づいてはいたけど、やっぱり自伝だったんすね。

2012/12/28

不思議な物語でした。涙が出そうにもなりました。この物語はいったい何を私に伝えたいんだろうと考えて、あとがきを読みたいと思いましたが、あとがきはありませんでした。自分自身で考えて受け止めることを筆者は望んでいるのかなと、勝手に思っています。小学校から高校までの勉強は、何のためのものなのか、そこで訓練し頭の使い方や言語の使い方や論理について知ること、というのを知っていたら、もっと勉強がんばったのになぁと思った私は、ケンタくんの気持ちを最後でようやく共感でき、素直に思うように生きてきたケンタくんを羨ましくも思いました。

2012/10/12

ケンタくん、人がいいのぉー。

高3になったケンタくん、「大学受験生」じゃなくてちゃんと「高校三年生」をしようって、ひとりで教室の掃除をしたり、体育祭の仮装行列の準備をしたり。

そういうのって、先生がちゃんと見てくれてて、推薦で大学行けたりしないの？

卒業式で泣かないで、家に帰ってひとりで大声で泣くケンタくんが切ない。

えーん、切ないよー。

でも、3冊読み終えて、タイトルと内容が合ってないような？？
だってケンタくんって結構勉強できるんだもん。

2010/03/19

勉強って、勉強するって、勉強ができるってどんなことなんだろうっていうことへの答えが出る完結の３巻目。