ラカンとポストフェミニズム の商品レビュー
ラカンというとファルス概念のせいでフェミニストに総スカンを食らってそうなイメージでした。 ですが実際は、フェミニズムにも凄く有用(特に、主体概念の理解に対して)な理論なんだよー、ということを易しく解説してくれる本でした。 本文が約70ページ、オマケを含めた全体でも120ページぐら...
ラカンというとファルス概念のせいでフェミニストに総スカンを食らってそうなイメージでした。 ですが実際は、フェミニズムにも凄く有用(特に、主体概念の理解に対して)な理論なんだよー、ということを易しく解説してくれる本でした。 本文が約70ページ、オマケを含めた全体でも120ページぐらいしかないので、ラカンに関する初歩知識があれば、2~3時間ぐらいでサクッと読めてしまう入門書です。 図書館で見つけて何となく借りて読んでみたのですが、お手軽なのに勉強になったし、結構いい本だと思います。 竹村和子さんによる解説もかなり面白い。 ちなみに個人的には、本書は後ろ(ラカンの基本概念のキーワード解説、竹村和子さんの解説)から先に読んだ方が効率的に理解が深まるように思いました。
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