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オカネ・モッチャが見つけたしあわせ の商品レビュー

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2009/10/04

マドンナの絵本五巻め。訳者は井上荒野。 タイトルと帯で内容がわかっちゃう本はいくらでもあるけれど、この本もそうでした・・・といってあなどってはいけません。物語の重要な場面には枠に飾られた事実(格言)が表れます。 お金に不自由なく大金持ちのモッチャは、いつも憂鬱でした。それで...

マドンナの絵本五巻め。訳者は井上荒野。 タイトルと帯で内容がわかっちゃう本はいくらでもあるけれど、この本もそうでした・・・といってあなどってはいけません。物語の重要な場面には枠に飾られた事実(格言)が表れます。 お金に不自由なく大金持ちのモッチャは、いつも憂鬱でした。それで賢者に救いを求めるのですが、ただ「自分だけ」という彼には訳がわかりません。しかも盗賊に身包みはがされたり、ふんだりけったりです。その時にフォルフィーラに助けられ、仕事を手伝うようにいわれます。言われるように手伝っていると、お金のことを考えなくなっていきます。モッチャにとってそれは嬉しいことでした。 そして彼はフォルフィーラと一緒に意気揚々と家へ帰っていきます。 「事実」のレベルが高いので、大人になった子供たちにもお薦めします。(帯文) 最後の事実は「分かち合うことを知ればしあわせだけじゃなく、友だちも見つかる」

Posted byブクログ