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病院で死なないという選択 の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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誰でも死ぬからこそ、…

誰でも死ぬからこそ、残りの人生をどのようにして生きるかを考えるうえで参考になる一冊である。

文庫OFF

2022/02/02

p18 体力が弱ってくると、食事や排泄といったごく当たり前のことを自分でするのが難しくなってきますから、それが楽に出来るようサポートしてあげることが大切です。病状の変化に応じて、特別なケアが必要になったときには、医師や看護師がきちんとやり方を教えますから、特別な知識や技術がなくて...

p18 体力が弱ってくると、食事や排泄といったごく当たり前のことを自分でするのが難しくなってきますから、それが楽に出来るようサポートしてあげることが大切です。病状の変化に応じて、特別なケアが必要になったときには、医師や看護師がきちんとやり方を教えますから、特別な知識や技術がなくても、誰にでも出来ることです。 p145 最愛の人をなくして悲しみの真っ只中にいる、そのときに、親族間で揉め事が起こるのは、実はよく聞かれる話である。故人との別れを悲しむ気持ちは同じなのに、それぞれの思いが複雑に交錯してしまうのであろうか。

Posted byブクログ

2013/11/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 「在宅・ホスピス関係の本を持って来て」 と夫に言われ、急いで書評を見て選んだ数冊。 その中にあったらしい「大ヒットの本」。 私も読みました。  末期がん患者を在宅またはホスピスでケアするということ、 今まで全く考えたことのない分野でした。 人は病院で亡くなる物だと思っていました。 でも、そうじゃない洗たくもあるんですね。 決して病院で亡くなることを否定しているつもりはありません。 ここには末期がんの家族を在宅またはホスピスで看取った10の実例が書かれています。 本の中に書かれていなかった色んな課題もあるのだと思う。 それでも、いい部分を書くと、  終末期の在宅のいいところは、 最後までその人の役割を果たせるというものなんだなと思います。 病院に入院した時点で「患者」という位置づけになるけど、在宅だとずっとお父さんはお父さん、お母さんはお母さんとしてそこに存在していられる。 このことを通じて得られる精神的な安心感が病気の進行を止めるとは思わないけど、きっといい影響を与えているんだなと思います。 そして在宅医療というのは、もちろん本人が 「家にいたい」という気持ちを尊重してのことですが、 家族の「ここにいさせてあげたい」という気持ちも、同じぐらい強いものなんだなと思いました。 奥さんと手を繋いで亡くなったご主人や、 最後にご主人に「愛してる」と言って亡くなった奥さんの話を読んで、 支える側も・支えられる側も悔いなく(というわけにはいかないだろうけど)最後 を迎えられる、 それが在宅医療の素晴らしいところなんだなと思いました。 命はいつか終わる。 だから一生懸命生きたい。 読み終わったとき、そんなことを感じていました。

Posted byブクログ

2012/04/16

大きな病気をしてからというもの、私にとって死はとても身近な存在です。死の苦しみとどう向き合うか、そのテーマにひとつの示唆を与えてくれました。 人は、家族とともに生きてるんだな。

Posted byブクログ

2010/09/11

ゼミの本 電車で読んでたらうっかり泣いて困った……具体例ばっかりで切に心に響くのは確かだった でも実情として在宅は色々と課題があって大変なのだよなというのはこの本を読むだけでは足りないと思う きっかけにはよろしい

Posted byブクログ

2011/09/09

末期がん患者が、最期を迎える時、病院ではなく、在宅やホスピスを選んだという10の実例。読んでいるとつらくて泣きそうになる。支える家族が存在しない場合の実例もあればと少し残念。がん患者だけでなく、高齢者に対しても在宅生活をサポートする環境がもっと整えばいいのになぁ。

Posted byブクログ

2009/10/04

 さまざまなタイプの10の家族のありようが紹介されています。それぞれの家族がどのような思いをしているのか,大変な状況のなか安らかな死を迎えられるようになった経緯が分かります。  しかし,そこには精一杯頑張っている家族と家族の苦しみを理解できない病院の医療従事者という構図があります...

 さまざまなタイプの10の家族のありようが紹介されています。それぞれの家族がどのような思いをしているのか,大変な状況のなか安らかな死を迎えられるようになった経緯が分かります。  しかし,そこには精一杯頑張っている家族と家族の苦しみを理解できない病院の医療従事者という構図があります。そして,在宅ケアを選択することによって,当事者主体のケアが実現していくという対比が描かれています。なぜ病院だと本人や家族に寄り添う治療やケアができにくいのか,在宅だとそれがなぜ可能になるのか……。いろいろなことを考えさせられます。  本の最期で,当事者が在宅やホスピスでのケアを強く希望すること,その希望をサポートする医療者が必要不可欠であるということが強調されています。  当事者(患者・家族)と医療者の間に立ち,当事者の意向を尊重できるような医療・ケアを受けることができるようにするには,医療ソーシャルワーカーが必要であると考えますが,このことについてはほとんど紹介されていません。それが残念です。

Posted byブクログ

2009/10/04

死は身近なもの。 いつ、どこで、どうやって死ぬか。選べないかもしれないけれど、選べるかもしれない、「私の死に方」。考えながら生きていきたい。

Posted byブクログ