電装品構造 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
自動車の部品には、電装品が増えています。 そのため、自動車の整備の仕事をするには、電装品に対する知識がどんどん求められています。 しかし、従来の自動車整備の仕事は、機械系の仕事だと思われ、電気の勉強をしてこなかった方々もお見えになりました。 この本では、電装品を勉強するために、静電気から説明しています。 つまり、小学校の知識の復習ができます。 順々に難しい話題になっていきます、自動車で関係のないところへは入って行かないので、安心して勉強できます。 図も多く、色も少しつけていて、たいへん見やすくなっています。 ある部品メーカの社員の人が、ソフトウェア担当に社員教育で ちゃんと覚えさせていないことが、当たり前のように掲載されているといって驚いていていました。 これだけ凝縮した情報で2800円は買って損はないと思います。 自動車整備を仕事にする人たちだけでなく、自動車のソフトウェアの仕事をする人たちにもぜひ読んでもらいたいと思います。 自動車のソフトウェアを書くには、自動車の部品のことが分かっていないと書けないと思います。 書いたソフトウェアが正常に動作するものかどうかは、実際の製品に搭載して試験をすることになります。 異状動作をしないことを確かめるには、電装品の構造が分かっている必要があります。 JIS C 0617の電気用図企業もあり、基本的な計算式もしっかりしていると思います。 電気、磁気、半導体、光通信、計測、モータと発電機、バッテリ、始動装置、点火装置、充電装置、計器、ボディー部品(ランプ、ワイパ、ホーン)、エアコンディショナが内容です。 ps. 豊田市の映画館に行ったついでに寄った本屋さんで見つけたが、もっと多くの本屋さんに並べて欲しいと思います。内容に関しては、著者、出版社に感謝。置いていた、本屋さんに感謝。 ps2. 全部読み終わったら、参考文献がないことに気がつきました。 全部習得した人が、次ぎに何をするとよいかが示されていると嬉しいかもしれません。
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