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未完の「多摩共和国」 の商品レビュー

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2015/06/08

あとがきで、著者自身が本書を物語であり史書ではないといっている。できれば読み始めの段階でこの姿勢を知りたかった。「多摩」という地域で分析する視点は、興味をそそられるものの、全般を通じて体系的な記述だとはいいにくと思った。とはいえ、この地域には掘り下げるとかなりおもしろい史実がたく...

あとがきで、著者自身が本書を物語であり史書ではないといっている。できれば読み始めの段階でこの姿勢を知りたかった。「多摩」という地域で分析する視点は、興味をそそられるものの、全般を通じて体系的な記述だとはいいにくと思った。とはいえ、この地域には掘り下げるとかなりおもしろい史実がたくさんある。このことがわかっただけでも収穫といえる。 関連参考記事 http://www2.kokugakuin.ac.jp/ogi1/2007/Mikamo.html http://www.shinsengumi-exp.jp/hijikata/emisi.html

Posted byブクログ

2013/10/08

多摩地域を自治や民権からアプローチし地域の特異性と新選組を繋げていく意欲作。 郷土史の色が濃い為か、多摩に馴染みある方が読むとニュアンスで伝わる所があるのでしょうが、わたしのような他地域の者が読むと分かり難い部分もあったように思います。 切り口は、面白い。

Posted byブクログ

2011/11/23

非常に読みにくかった…。読了に2ヶ月ちょっとかかりました。計算してみたら1Pに5分かかってる…。新選組絡みじゃなかったらギブアップしてると思います。とにかく難しかった。て、あくまで私のレベルですが。大まかな内容は、藩を持たない「多摩」という特殊な地域の、幕末~明治における独自の発...

非常に読みにくかった…。読了に2ヶ月ちょっとかかりました。計算してみたら1Pに5分かかってる…。新選組絡みじゃなかったらギブアップしてると思います。とにかく難しかった。て、あくまで私のレベルですが。大まかな内容は、藩を持たない「多摩」という特殊な地域の、幕末~明治における独自の発展の仕方(主に政治・経済)を、名主他地元有力者達を軸に綴った本。そこに新選組が絶妙に絡んできます。重箱の隅をつつくように細々書かれた解説、注釈は多いわ人物多いわで、親切通り越してくどいという印象でした。それでも作者は相当分かりやすくしてくれたそうです。物凄い綿密な内容かと思ったら、所々小説のようなくだりがあったり想像での発言が多かったりで混乱しましたが、あとがきで「これは史書ではなく物語」とあり、納得せざるをえない感じに(笑)。春の日野の旅でゲットした物なので、早めに読んでおこうと思いましたが、夏も終盤(笑)いくつかの点で固定観念が変わるような事柄や興味深い解釈を窺えて面白い部分もあったので読んで後悔はしていませんが、ほとんどが善し悪しの判断もつかないぐらい理解不能で終わってしまって残念です(自分が)。ただ「江川担庵」という名前はもう忘れないかと…。

Posted byブクログ