1,800円以上の注文で送料無料

随筆 本が崩れる の商品レビュー

3.5

17件のお客様レビュー

  1. 5つ

    2

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2012/05/08

浴室のドア近くの本の山が崩れ、風呂場に閉じこめられたという話から始まるエッセイ。 日頃増え続ける本と格闘している身としては、著者の本を処分しない姿勢に感服せざるを得ない。 実際本の山の写真が何枚か載っているが、山という表現が生ぬるいと感じる程の迫力。とにかくすごい。 机から移動す...

浴室のドア近くの本の山が崩れ、風呂場に閉じこめられたという話から始まるエッセイ。 日頃増え続ける本と格闘している身としては、著者の本を処分しない姿勢に感服せざるを得ない。 実際本の山の写真が何枚か載っているが、山という表現が生ぬるいと感じる程の迫力。とにかくすごい。 机から移動するのも大変なようで、「まず片足を手前のはじっこにのせて固定し、残りの足も…」などと読んでいるとすごいを通り越して妙におかしい。 私が悩まされている本の数なんてまだまだ問題ないななんて気になってくる。いいんだか悪いんだか分からないが心強い。 他に野球少年時代の話やタバコの話等も書かれていてそのどれもが面白い。 著者にどんどん興味が出てくる。 他の本も読んでみたい。

Posted byブクログ

2011/06/18

好きになってしまった。私は煙草が苦手だけれど、嫌煙者を「悪鬼」とののしる「喫煙夜話」もどこか愛嬌があって腹が立たない。基礎文献約200冊、関連資料数千冊!で書くと言う「資料もの」の著作も読んでみなくっちゃ、だ。しかし、★評価はなんだかえらそうだなあ。もうやめよかなあ。

Posted byブクログ

2011/04/13

[ 内容 ] とつぜん、崩れる。 地震で崩れる。 何万冊もの蔵書が、凶器となって、ふりかかる。 これは読書の快楽への罰なのか。 崩れた瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の本との格闘技。 [ 目次 ] 本が崩れる 素手もグローブ―戦後の野球少年時代 喫煙夜話「この夜に思残すこと無か...

[ 内容 ] とつぜん、崩れる。 地震で崩れる。 何万冊もの蔵書が、凶器となって、ふりかかる。 これは読書の快楽への罰なのか。 崩れた瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の本との格闘技。 [ 目次 ] 本が崩れる 素手もグローブ―戦後の野球少年時代 喫煙夜話「この夜に思残すこと無からしめむ」 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2011/03/16

ポッドキャスト『情熱大陸+P』で知った一冊。 本の山、野球のグローブ、タバコ…。 著者の草森さんの それらのアイテムに対する意味や思い入れが、 時に大きく脱線をしながら飄々と語られます。 中でも、表題にもなっている 本の山の強烈さは筆舌に尽くしがたく…。 これに比べたら、わが...

ポッドキャスト『情熱大陸+P』で知った一冊。 本の山、野球のグローブ、タバコ…。 著者の草森さんの それらのアイテムに対する意味や思い入れが、 時に大きく脱線をしながら飄々と語られます。 中でも、表題にもなっている 本の山の強烈さは筆舌に尽くしがたく…。 これに比べたら、わが家の本などまだ全然問題ないなと 大いに心強く感じました(笑)。 まあ、あそこまでの本の山は、できる以前に その乱雑さに僕が耐えられなくなるでしょうが(^^;。

Posted byブクログ

2009/10/04

昔の自分を見るようで、あまり気分のいい本ではなかった。物を所有することに価値を見いだす人の気持ちが分からない今、勝手にして下さいという感じです。

Posted byブクログ

2009/10/04

さすがの私も、この著者のように本に殺されそうになったことは無いです。それにしても、モノスゴイ本の量です!

Posted byブクログ

2009/10/31

大量の本に埋もれた生活の凄まじさには圧倒されます。こっちまで狭い部屋で身を縮めてるような気分になりました。ふと気づくとすぐ増殖する本の山に悩んでいる方は相当身につまされるんじゃないかと。私は大量の本と共に暮らす様を読んだり見たりするのは好きなんですが、こうもスゴイとなんというか、...

大量の本に埋もれた生活の凄まじさには圧倒されます。こっちまで狭い部屋で身を縮めてるような気分になりました。ふと気づくとすぐ増殖する本の山に悩んでいる方は相当身につまされるんじゃないかと。私は大量の本と共に暮らす様を読んだり見たりするのは好きなんですが、こうもスゴイとなんというか、うらやましいを通り越して怖いです。著者の草森さん、本の山に潰されないようお気をつけ下さい…としか言えません…。で、それ以外のエッセイの大部分を飛ばし読みしてしまいました(すみません)。こういう文章を味わい、楽しむにはまだまだ若輩ものですぅ〜〜〜。ほんとゴメンなさい。

Posted byブクログ