ハッピー・バースディ の商品レビュー
いたずら電話が起こす、ちょっと怖い話。 一番悪いのは、周りを気遣わなかったインタビュアーとカメラマンだったと思う。 いつどこで、他の人に影響を与えてるか分からないものですね。
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中学生だったころ、氷室冴子の作品とともに読んだような気がして図書館で手にとってみた。今回感想を書くにあたって新井素子で検索したが読んだ記憶のある本は一冊もなく、私が読んだような気がしていたのは何だったんだろう。気のせいなのか。タイトルからは全然想像できないような内容です。二人の主...
中学生だったころ、氷室冴子の作品とともに読んだような気がして図書館で手にとってみた。今回感想を書くにあたって新井素子で検索したが読んだ記憶のある本は一冊もなく、私が読んだような気がしていたのは何だったんだろう。気のせいなのか。タイトルからは全然想像できないような内容です。二人の主人公がいて、ひとつの事件を両者から描いています。両者とも苦しみもがき、心の奥深くにある問題を表現しているのですが、ちょっと文体がだめでした。会話じゃないところも口語的で、特に「うん、」という言葉が接続詞のように、そして頻繁に使われているのですが、私はどうしてもこれが駄目で。ストーリーとしては結構面白いと思うのですが。すみませんした。
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系統は完全に「おしまいの日」。 個人的に鼻につく文体が多かった気がした。 追い詰めて行く精神的な怖さの描写は やっぱり非常に巧みだと思います。 其の分ラストに多少置いてきぼり感があるかも。
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新井さんのこういう作風の本を読むたびに、この人は何気ない日常の中で少しずつ狂っていく女の人を描くのが本当にうまいよなぁって思う。 でもって、「おしまいの日」を読んだ時も思ったけど、新井さんってすっごく旦那様が好きなんだろうなぁって思うわけです。 作中の「あきら」も読者から見てイラ...
新井さんのこういう作風の本を読むたびに、この人は何気ない日常の中で少しずつ狂っていく女の人を描くのが本当にうまいよなぁって思う。 でもって、「おしまいの日」を読んだ時も思ったけど、新井さんってすっごく旦那様が好きなんだろうなぁって思うわけです。 作中の「あきら」も読者から見てイラっとするぐらい「きーちゃん」が好きだもん。 その様子はちょっと尋常じゃないぐらい。 その心情はシンクロできなかったけど(苦笑)でも「文章を書くことに淫している」っていうのは、なんかわかる気がするのです。 なので、ラストのあきらの生活スタイルは何気に理想だったりします。いいなぁ。文章だけ書く毎日。うらやましい(笑)
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あなたが傍にいてくれるからあたしはとっても幸せ。初めて書いた小説が新人賞を取って、ベストセラーになったのも、あなたが勧めてくれたから。だけどあたしを脅かす、一本の電話がかかってきて―。大学の先輩だった公人と結婚したあきらは、家ではもちろん、仕事でも成功し、幸せな時間を過ごしていた...
あなたが傍にいてくれるからあたしはとっても幸せ。初めて書いた小説が新人賞を取って、ベストセラーになったのも、あなたが勧めてくれたから。だけどあたしを脅かす、一本の電話がかかってきて―。大学の先輩だった公人と結婚したあきらは、家ではもちろん、仕事でも成功し、幸せな時間を過ごしていたはずだった。だが、たった一瞬の偶然の出会いが、あきらの世界を壊しはじめる。
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ずっと昔から傾倒している新井素子さんの最新作(単行本は3年前に発行)。意外な展開に。じわっとじわっと怖くなります。
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新人作家で夫に依存している主婦、あきら。田舎で神童といわれていたのに浪人して鬱屈している裕司。些細なことからあきらに対して裕司が始める嫌がらせ・・・・・・。素子さんという作家が少女時代(笑)から好きなので、ちょっと採点甘いかも。すっきりしないので読後感は悪く、何度も読み返したくは...
新人作家で夫に依存している主婦、あきら。田舎で神童といわれていたのに浪人して鬱屈している裕司。些細なことからあきらに対して裕司が始める嫌がらせ・・・・・・。素子さんという作家が少女時代(笑)から好きなので、ちょっと採点甘いかも。すっきりしないので読後感は悪く、何度も読み返したくはならないけど、いつか思い出したように気になるかも・・・。
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