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天切り松 闇がたり(第4巻) の商品レビュー

3.9

20件のお客様レビュー

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2009/10/04

シリーズ四作目。時代は昭和に移り変わり、本作では、松蔵は栄治から受け継いだ天切りの業を披露している。ようやく主人公らしくなってきた?

Posted byブクログ

2009/10/04

やっぱ次郎ちゃんは人情だね。江戸時代の盗人のはなし。小型の「プリズンホテル」って感じか?でも大好きですよ。次郎ちゃん作品は心底悪い人が出てこないのがいいような、悪いような・・・。救いがあるっていえばそうなんですがw

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2009/10/04

【2006.04.07.Fri】 今回はなんだか切ない。昭和を迎え、松蔵も26歳になった。歳のせいだとは思いたくないが、安吉一家の面々にも時代を憂う気持ちが見え隠れしている。派手な立ち回りは影を潜める。しかし、なくしてはならないものを彼らはしっかりと心に刻み、持ち続けている。時代...

【2006.04.07.Fri】 今回はなんだか切ない。昭和を迎え、松蔵も26歳になった。歳のせいだとは思いたくないが、安吉一家の面々にも時代を憂う気持ちが見え隠れしている。派手な立ち回りは影を潜める。しかし、なくしてはならないものを彼らはしっかりと心に刻み、持ち続けている。時代の流れが、彼らの過去の輝きを覆い隠そうとしているのかもしれない。私たちが先人たちの築いてきた誇りを葬り去っていくかのように。今、一番時代の進化を憂いているのは私たちかもしれない。だから彼らの生きる世界も同じように時が移ろっていくのを、殊更に切なく感じてしまう。第五巻まで続くかはわからない。しかし、大日本帝国が世界を相手に戦い、多くの犠牲を出す、あの大東亜戦争はもう目の前まで迫ってきている。彼らがそんな世の中でどんな生き様を見せてくれるのか…。大いに気になるところである。

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2009/10/07

第4巻です。一応、最終巻かな?気が向いたら続くかもという終わり方。 「昭和侠盗伝」「日輪の刺客」「惜別の譜」「王妃のワルツ」「尾張町暮色」の5夜。一家のメンバーも年をとりましたが、昭和の軍色で内容も暗くなりました。大正は歴史ですが、昭和となると身近なものがあります。ゲーリー・クー...

第4巻です。一応、最終巻かな?気が向いたら続くかもという終わり方。 「昭和侠盗伝」「日輪の刺客」「惜別の譜」「王妃のワルツ」「尾張町暮色」の5夜。一家のメンバーも年をとりましたが、昭和の軍色で内容も暗くなりました。大正は歴史ですが、昭和となると身近なものがあります。ゲーリー・クーパーのモロッコが出てくるとは。。(^^;) 今回は、これが一番と推せるのはないですね。面白くなかったというのじゃなく・・後味がスッキリしないみたいな・・

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2009/10/04

「大正モダン」を感じます。明治大正昭和と日本人が垢抜けていく様を、楽しいプロットで読ませてくれます。

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2009/10/04

この本の表紙が一番好き。まだまだ続きは出そうな終わりかただと思うんですけど。あの〜続きは未だですか。

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2009/10/04

うーん。松蔵が青年時代のお話だけどあまり好きじゃありません。 松蔵がなぜ『天きり松』って呼ばれるようになったかのエピソードは好きなんだけど・・・

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2009/10/04

つい最近読んだ本です。完結編ですかね。「書生常」こと常兄ィの「男気」と、昭和初期の軍部の状況がからんでもう近代マニアにはたまりません。「同潤アパート」も出てきます。

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2009/10/04

戦争の影さす時代、情に生きた夜盗たちの活躍! 時は昭和9年、戦争への道をひた走る日本。世の中自体がおかしくなりつつある時に、「人としてのまっとうな生き方」を体現した伝説の夜盗たちの痛快ピカレスクロマン! 全6編収録。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/n...

戦争の影さす時代、情に生きた夜盗たちの活躍! 時は昭和9年、戦争への道をひた走る日本。世の中自体がおかしくなりつつある時に、「人としてのまっとうな生き方」を体現した伝説の夜盗たちの痛快ピカレスクロマン! 全6編収録。 【感想】 http://blog.livedoor.jp/nahomaru/archives/50071201.html

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2010/03/28

時は平成と相成り、天切りの松こと松蔵もかれこれ八十年の盗ッ人家業。さァ、ここに天切りの松がいると思いねえ。義賊、目細の安吉が一門の心意気、その闇がたりでとっくと聞かせてもらいやしょう。おっと、後ろのほうの若え衆も話にお入りなさんし。時は満州事変前後の話と思いねえ(背景は「シネマ見...

時は平成と相成り、天切りの松こと松蔵もかれこれ八十年の盗ッ人家業。さァ、ここに天切りの松がいると思いねえ。義賊、目細の安吉が一門の心意気、その闇がたりでとっくと聞かせてもらいやしょう。おっと、後ろのほうの若え衆も話にお入りなさんし。時は満州事変前後の話と思いねえ(背景は「シネマ見ましょか、お茶飲みましょか、…」てえ流れる雰囲気だ)。

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