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現代語抄訳 言志四録 の商品レビュー

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22件のお客様レビュー

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2024/05/26
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「天」、「志」という言葉が多用されている。 自分の見栄や欲望のためではなく、信念や使命のために働くべきだ、という強いメッセージを感じる。 また、知行合一、知識だけでなく実行が不可欠であることが強調されている。 しかし、一斎の言葉と比べると、編訳者の注釈の文章のレベルの低さが目立つ。「最近の〇〇は~」というのは、根拠のないただの感想だろう。まあ全部の言葉に一言書きをつけるのも大変だろうが。 「仕事をする場合には、天に仕えるといった謙虚な気持ちで行うのが大事で、人に自慢しようといった気持ちがあってはならない (13頁。第三条 凡そ事を作すには、須らく天に事うるの心有るを要すべし。人に示すの念有るを要せず。)」

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2023/06/18

ー少にして学べば、壮にして成すあり。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず。 吉田松陰の師匠である佐久間象山、そのさらに師匠である佐藤一斎。西郷隆盛も座右の書とした『言志四録』。 誤解されそうな言い方だが、しかし、ただの江戸時代の自己啓発本であった。これを身...

ー少にして学べば、壮にして成すあり。壮にして学べば、老いて衰えず。老いて学べば、死して朽ちず。 吉田松陰の師匠である佐久間象山、そのさらに師匠である佐藤一斎。西郷隆盛も座右の書とした『言志四録』。 誤解されそうな言い方だが、しかし、ただの江戸時代の自己啓発本であった。これを身につけるには、文章を頭に入れるだけではなく、人生観、立ち振る舞い、反射神経、脊髄にまで染み込ませねばならず、経験と読書を照合するような代謝を経て、漸く意味を持つのだろう。 誰がいつ言ったか、が極めて重要。言葉だけなら、現代にも溢れている。 同じ美辞麗句、死に際に祖父の言う「正しく生きよ」と、守銭奴の自己啓発ビジネスで発せられる「正しく生きよ」は、テキスト以上の周辺情報が異なるから、全く価値が違うのだ。 受け手の心理状態、人生の段階によっても異なる。 心に響く言葉は、タイミングにより、咀嚼度合いが異なって代謝される。 今の私には「志を立てて成功するには恥をかくことが肝心である」「事上磨練ー日常の仕事の中で自分を錬磨しろ」が響いた。

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2023/01/25

志を高く持つには 己を律するには 人の上に立つ者の心構えとは 現代にも通じる自己修養・リーダー論。 時に、耳に痛い内容も。 詩的な表現の美しさや、ぱっと開いてどこからでも読める構成など、中国の「菜根譚」と共通するものがある。 折に触れて読み返し、かつ学んだこと・気づいたことを...

志を高く持つには 己を律するには 人の上に立つ者の心構えとは 現代にも通じる自己修養・リーダー論。 時に、耳に痛い内容も。 詩的な表現の美しさや、ぱっと開いてどこからでも読める構成など、中国の「菜根譚」と共通するものがある。 折に触れて読み返し、かつ学んだこと・気づいたことを実行に移したい。

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2023/01/18

志を高く持つこと。それは、大金持ちになるとかそういったことではない。 非常にありがたい内容でした。これからも読みたい内容ばかりでした。

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2022/09/22

この歳になってやっと?と言われそうだが、確かに30代、40代にこの本を読んでいればもう少し人生は変わったのかもしれない。 まぁ、還暦を過ぎた今だから内容が素直に頭に入ってくるのかもしれないけど。

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2021/09/13

徹底して道を説く。ただし、すべての前提に志がある。 この本を自ら手に取る人にとっては忘れられない文言が見つかる本なのではないだろうか。個人的にも忘れたくない言葉がいくつもある。 個人的に好きな言葉は「やむにやまれなくなって、花はつぼみを破って咲くのである。」

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2021/05/30

志を立て生きるとは何か。 人としてどうありたいかということに対して向き合うことができた。 大志を抱き、謙虚に人の良いところを見る。

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2020/02/06

佐藤一斉という素晴らしい方が残した、日本が誇る帝王学の書。 西郷隆盛が愛読していたというこの本は、若きセールスパーソンから指導者まですべての人のために役立つ素養を習得するのに必読です。 良きリーダーとはなんなのか。 人格者とはなんなのか。 江戸時代から今なお受け継がれる「武...

佐藤一斉という素晴らしい方が残した、日本が誇る帝王学の書。 西郷隆盛が愛読していたというこの本は、若きセールスパーソンから指導者まですべての人のために役立つ素養を習得するのに必読です。 良きリーダーとはなんなのか。 人格者とはなんなのか。 江戸時代から今なお受け継がれる「武士の魂」がこもった作品。 まさに日本人の必読書です。

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2019/05/19

素晴らしいです! どの言葉も、しみます。 いつか、全文を読みたいと思います。 再読のたびに、新しい発見、気づく言葉があるのでしょうね。 すごい本でした。 第二四三条 血気には老少有りて、志気には老少無し。老人の学を講ずるには、当に益志気を励して、少壮の人に譲る可からざるべし。少...

素晴らしいです! どの言葉も、しみます。 いつか、全文を読みたいと思います。 再読のたびに、新しい発見、気づく言葉があるのでしょうね。 すごい本でした。 第二四三条 血気には老少有りて、志気には老少無し。老人の学を講ずるには、当に益志気を励して、少壮の人に譲る可からざるべし。少壮の人は春秋富む。仮令今日学ばずとも、猶お来日の償う可き有る容し。老人には則ち真に来日無し。尤も当に今日まなばずして来日有りと謂うこと勿るべし。 ー 127ページ 体力からほとばしる血気には青年と老年との違いはあるが、精神から発する志気には違いはない。だから老人が勉学に取り組むには、ますます志気を励まして、青年や壮年の人に負けてはならない。少壮の人たちの前途は春秋に富んでいる。たとえ今日学ばなくとも、取り返せるだけの歳月がある。だが、老人にはもう取り返すだけの明日はないのだ。今日学ばずして明日があるといってはいけない。 ー 127ページ

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2019/04/11
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全体を通しての感想 いつの時代も普遍的なことがある。と感じた。時代毎の環境の違いや文化の違いはあれど、人との接し方、自分との向き合い方は変わらないんだと思う。「古臭いカビた本」かもしれないが、変わらないこともある。 古文が苦手な人でも「現代語抄訳」されているのでとても読み易い。 考えていること。 迷っていること。 壁にぶち当たっている人。 人との接し方で悩んでいる人。 は一度読んでみることをおススメします。 リーダー指南書と紹介されているが、仕事や対する心構え、志の持ち方、日常の気付き、人との接し方など 大事なことを言語化できると思う。 “心理は是れ竪の工夫、博覧は是れ横の工夫、竪の工夫は則ち深入自得し、横の工夫は則ち浅易汎濫す。” 内面的な心の修養は竪の工夫であり、外面的に博く書物を見てゆくのは、横の工夫である。 竪の工夫は深く入って自得するに至るが、横の工夫は浅く安易でこぼれ出てしまうものである。 浅く薄っぺらいものにならないよう気をつけていきたい。

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