扉のむこうの物語 の商品レビュー
子どものときに、気になりながらも読んでいなかったのだけど、読んでいれば良かった! でも、大人になった今読んでもすごい良かった。分類の話もそうだし、落ちこみ椅子や、行也の考え方とか。読んで!って言いたくなる本。
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学校の倉庫からむこうの世界へ。小学生と喫茶店のママが迷い込んだのはそこは空間と時間がねじれた倉庫と繋がる物語の世界。どうすれば戻れる?日本の少年少女の冒険ファンタジーといえば岡田さん。50音表を使ったナゾトキ的なものも含まれているのもおもしろい。物語としてのおもしろさだけでなくそ...
学校の倉庫からむこうの世界へ。小学生と喫茶店のママが迷い込んだのはそこは空間と時間がねじれた倉庫と繋がる物語の世界。どうすれば戻れる?日本の少年少女の冒険ファンタジーといえば岡田さん。50音表を使ったナゾトキ的なものも含まれているのもおもしろい。物語としてのおもしろさだけでなくそこかしこに哲学が散りばめられているのもよい。人を分類すること、自分と人の幸せ、人の役割など。ピエロは人間の悲しさだ。
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読んだことのなかった児童書の名作を。 何十年も前の話なのに、色褪せず、 時代感を感じさせず、 こんなに冒険に入り込ませてくれるなんて、 本当にお見事としかいえない。すごい。 なんでもないものがすべて不思議に見える。 どんなものからでもお話を作り出せるのだろうか、このひとは、、...
読んだことのなかった児童書の名作を。 何十年も前の話なのに、色褪せず、 時代感を感じさせず、 こんなに冒険に入り込ませてくれるなんて、 本当にお見事としかいえない。すごい。 なんでもないものがすべて不思議に見える。 どんなものからでもお話を作り出せるのだろうか、このひとは、、。 こういう作品を、子供たちにどうやったら 手に取ってもらえるのか。 私の仕事はたくさんあるなあ、とおもった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごく壮大な話。物語づくりをするうちに、主人公の行也は、他の人のことをすごく考えられるようになっていたりと、精神的にすごく成長している。周りの物事を自分の物差しで"分類"してないか、とか、自分の幸せと他人の幸せのバランスについてなどは、大人にとっても考えさせられるテーマだと思う。
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五十音表を使った言葉遊び的な仕掛けが、迷い込んだ世界から抜け出る為のヒントになっている、こういう五十音表のトリックってホームズとかルパンか、子供の頃何かで読んだような気がするのだけれど... 物語のクライマックスは、この仕掛けから導かれる言葉(イコール行也と千恵二人だけが助かる方...
五十音表を使った言葉遊び的な仕掛けが、迷い込んだ世界から抜け出る為のヒントになっている、こういう五十音表のトリックってホームズとかルパンか、子供の頃何かで読んだような気がするのだけれど... 物語のクライマックスは、この仕掛けから導かれる言葉(イコール行也と千恵二人だけが助かる方法)に依らずに仲間との繋がりを大切にして自分の力で切り拓いていくところ。そう言う風に書くといかにも子供向きの道徳めいた物語だと思われそうだが、そこがとても丁寧に描かれていて、とっても自然。 落ち込み椅子が突然現れるエピソードもGOOD。それに座ってしまうと普段から気になっていたことが芋づる式に出て来てしまう椅子。あれ?私、いつも座ってる⁈
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空間と時間がねじれた「むこうの世界」でさまよう行也たち―こちらへもどるための扉はもうないのだろうか。「こそあどの森の物語」シリーズで人気の岡田淳による大長編ファンタジー。(Amazon紹介より) 小学生の頃に岡田淳さんの作品にハマった時期があり、その中でもこの『扉のむこうの物語...
空間と時間がねじれた「むこうの世界」でさまよう行也たち―こちらへもどるための扉はもうないのだろうか。「こそあどの森の物語」シリーズで人気の岡田淳による大長編ファンタジー。(Amazon紹介より) 小学生の頃に岡田淳さんの作品にハマった時期があり、その中でもこの『扉のむこうの物語』は特におもしろかった印象があったため、図書館で探してもう一度読んでみました。 読んでみてまず思ったことは「あぁ、こんな話だったかー」でした。何しろあの頃から20年以上経っています。チゴイネルワイゼンと五十音表が出てくること、男の子と女の子が冒険する話であること以外はすっかり忘れていました。小学生の頃は、この物語で大いにワクワクしたのだと思います。その片鱗は大人になった今も感じることができました。と同時に、そこまで大きなワクワクを感じられなかった自分に、歳を取ってしまった悲しさを感じました。 何はともあれ、今一度、他の岡田淳さんの作品も時間をかけて読み返していきたいと思いました。児童書の作家さんですが、大人でも十分に楽しめます。
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扉のむこうの物語 岡田淳 理論社 並行宇宙の次元がねじれて 異次元に入り込むというようなお話 小6の生徒が自分で設定するという 自由宿題で 主人公は物語を書こうと思い立つが 何故か物語のなかに入り込んでしまう劇中劇 戻れなくなるという冒険SF推理小説へと発展していしまう ...
扉のむこうの物語 岡田淳 理論社 並行宇宙の次元がねじれて 異次元に入り込むというようなお話 小6の生徒が自分で設定するという 自由宿題で 主人公は物語を書こうと思い立つが 何故か物語のなかに入り込んでしまう劇中劇 戻れなくなるという冒険SF推理小説へと発展していしまう 彼が挑んだ作品はあまりにも立派すぎて 大人がついて行けない程に目一杯複雑怪奇で 子供たちの思考回路も大人顔負けである 字も小さく395ページという大長編でもあり 大人が読むよごれのない童話という感じである ただ惜しいことに最後のオチとなる 一酸化炭素中毒については 火鉢が出てきた伏線の所で気付いてしまったけれど
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学校の宿題で物語を作ることにした少年・行也。ふとしたきっかけで作っていた物語の中に入り込んでしまい、元の世界に戻る方法を探していくファンタジー。 ピンチあり、ホロリとするところあり、少しダークな部分もあり、初版が1987年とは思えないぐらい今読んでも違和感がなく、面白かった。ワク...
学校の宿題で物語を作ることにした少年・行也。ふとしたきっかけで作っていた物語の中に入り込んでしまい、元の世界に戻る方法を探していくファンタジー。 ピンチあり、ホロリとするところあり、少しダークな部分もあり、初版が1987年とは思えないぐらい今読んでも違和感がなく、面白かった。ワクワク・ドキドキの読書時間でした。
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2015年1月24日 昨日岡田淳さんの講演会でした。 そこで購入、サインしてもらいました。 ちょっと作りすぎかなぁ。あまりこわさもせまってこない。 読後が宮部みゆきの「英雄の書」のようです。
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