アメリカン・ナルシス の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
多分ココへ集ってくださる皆様に馴染みのあるのは 翻訳家・柴田元幸だと思いますが、この本は彼の本業、米文学者・柴田教授としての業績みたいです。 まあ、論文のキレは御想像に違わないかと。興味深いのは教育者としての一面を覗かせる小品。 過剰情報と変化のスピードの弊害で粗雑になってしまった現代日本社会の煽りをモロに食らっている世代には、学術体系だけをそっくり伝えても受け止められない者があまりに多い…のは嘆いても始まらず、ですが。その辺まで真摯に考えていることがホンノリ伝わってきました。 講演でギッチリ書き込まれた下訳ノートを見たり、 推敲の回数を聞いたりして、このヒトってセンス頼みじゃないんだ、と思ってはいましたが。 こういう先生に教われるとわかっていたら、 ワタクシも東大を受験したのに…なんちゃって！ ＊＾＾＊
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