シュナイドマンの自殺学 の商品レビュー
すごく勉強になった。 人の思い込みで、こうなんや!とストンと思い込んでしまうのはとても恐ろしいことだと思った。 裁判や検察官でさえ、とある事例を見て、傾向を見て、相手を犯人だと決めつけてしまうことがある。それは、私にもそう思えた、それが妥当だと思った。なぜならそれは今までの膨...
すごく勉強になった。 人の思い込みで、こうなんや!とストンと思い込んでしまうのはとても恐ろしいことだと思った。 裁判や検察官でさえ、とある事例を見て、傾向を見て、相手を犯人だと決めつけてしまうことがある。それは、私にもそう思えた、それが妥当だと思った。なぜならそれは今までの膨大な判例が示されていて、照らし合わせればそうなんだと思い込むものだ。 だが、シュナイドマンは、それに対して、それは背景であって、情報にすぎないと言い、個人を見てゆく、周りや、その傾向、関わり合いを見てゆくことをして、死因を明らかにするとゆうことだ。これが、素晴らしかった。それにより、超特殊的な例外においても、余すことなく、真実を露わにし得ることが格段に上がる。 これを心理学的検とゆうシュナイドマンの生み出した行為だ。 これには私は目からウロコだと思った。 自殺者とゆうのはなぜか私はとても興味を持った。 人は、視野が狭くなり、選択を狭め、駄目だと思い込み、自分を責めてゆく。どんなことでも、どんな人間でも、こうやって思い込むことはできる。自分の内側にあることよりも、周りは、現実はもっと強大なもののように思える。贖えないようにも思えてくる。そして、意気消沈し、現実から逃避したくなる。それは誰でもあるしよくわかる。でも、そうはならないのに、自殺者は自殺する。 自殺者に対しては、大切なことは、視野を大きく持たせること、選択肢を増やすことと、その人自身の思い込みを客観的に気づかせること、この二つが大切なことだとこの本を読んでわかった。 そのために、カウンセラーは、断定的なことを言わない、あくまでも、狭まった視野を広げ、内側の気持ちに気づかせてやる。 これは、自殺者でなくても個人にも大切なことだ。 客観性と、思い込みをなくし、視野を広めること、自分の内側のことに目を向けることが大切なのだと思った。
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