魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園 の商品レビュー
・モノトーンの絵の中に、光の輝きと翳の美しさが描かれている。見ごたえのある絵。 ・つたに覆われた広大な庭園と魔術師の独特な雰囲気に幻想的な世界へと引き込まれていく。 ・先を想像させる終わり方。
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魔法なんてあるんだろうか。 本当はどうだったんだろうか。 真実は、魔術師と犬だけが知っている。 たった一文で、物語は大きく転じて、完結する。
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これも村上春樹訳でやはり学校で借りてきた。 著者は、映画にもなった「ジュマンジ」の作者。 独特な世界が広がり、魅力的な絵本。 娘も面白がっていた。 2007年11月
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モノクロの鉛筆画が静かな印象を与える絵本。本とこちらの間にスクリーンが一枚存在しているような感覚。 結末をこちら側に委ねるような終わり方。魔術師よりミスへスターの方が気になる・・・
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不思議な絵の世界が文章にぴったり。 文章だけ取り出して自分で挿絵なんか書いてみたら楽しそうだな、と思った。
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オールズバーグって絵が上手なのか、ヘタなのか、分からないところがとてもいい。不思議な世界を覗かせてくれて、そしてポンと知らんぷりで「アンタがこの先は自分で考えてみろよ」ってこちらに振ってくる。自分の日常が磐石なものではなく、いつも動いていてそこが面白いのさ・・というのがオールズバ...
オールズバーグって絵が上手なのか、ヘタなのか、分からないところがとてもいい。不思議な世界を覗かせてくれて、そしてポンと知らんぷりで「アンタがこの先は自分で考えてみろよ」ってこちらに振ってくる。自分の日常が磐石なものではなく、いつも動いていてそこが面白いのさ・・というのがオールズバーグ流。村上春樹さんが楽しんで、そしてオールズバーグ気分で訳しているのがいいな。
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偉大なるガザツィさんは、大の犬嫌いで、自分の家にやってきた犬をアヒルに飼えてしまう。アランの場合も例外なくフリッツをアヒルに変えてしまった。 一番かわいそうなのはアランである。留守番でみていたフリッツをアヒルに変えられ、魔法は一生とけないかもと言われ、犬の飼い主のミスへスターの気...
偉大なるガザツィさんは、大の犬嫌いで、自分の家にやってきた犬をアヒルに飼えてしまう。アランの場合も例外なくフリッツをアヒルに変えてしまった。 一番かわいそうなのはアランである。留守番でみていたフリッツをアヒルに変えられ、魔法は一生とけないかもと言われ、犬の飼い主のミスへスターの気持ちも考え落ち込むからだ。 最後にちょっとしたどんでん返しがあって、気持ちはほっとする。キーワードは帽子。 モノトーンの世界が想像をかきたててくれる。
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