灰と緑 の商品レビュー
死と時が密接に混じり合う詩集だ。 生まれてから死ぬまで、死後、そして再生の時。時とはその《一瞬》の断片の停滞であるには違いないが、死後の世界(あるかないかは不明だが)もその停滞に浮遊する《一瞬》の時なのである。 時は流れの中では移ろい行くものだと思っていたけれど、切り取ればただの...
死と時が密接に混じり合う詩集だ。 生まれてから死ぬまで、死後、そして再生の時。時とはその《一瞬》の断片の停滞であるには違いないが、死後の世界(あるかないかは不明だが)もその停滞に浮遊する《一瞬》の時なのである。 時は流れの中では移ろい行くものだと思っていたけれど、切り取ればただの一時ということでもあるし、生も死も流れを切り取ればただの一時のことかもしれない。
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