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「におい」と「香り」の正体 の商品レビュー

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2016/10/16

「におい」というあまり取り上げられないテーマについて研究者が書いた本ということで期待して読む。読後感は? うーん、科学的な紹介からエッセイまで、悪く言えば散漫。これは研究者である筆者をサポートする編集側に問題があるような気がする。「におい」は他の分野に比べて、実験がやりにくく(に...

「におい」というあまり取り上げられないテーマについて研究者が書いた本ということで期待して読む。読後感は? うーん、科学的な紹介からエッセイまで、悪く言えば散漫。これは研究者である筆者をサポートする編集側に問題があるような気がする。「におい」は他の分野に比べて、実験がやりにくく(においが部屋に残って次の実験まで時間がかかる、動物実験が難しい、主観的な快不快と科学的因果律との分析の難しさなどなど)、まだまだ未解明なものが多いというのが現状のようだ。この科学の現状であれば「香り」について美学的視点から観た論考のほうが面白そう。科学雑誌ニュートンに匂いと味覚についての特集があるので、さっと読んでみたい。

Posted byブクログ