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死者の体温 の商品レビュー

2.5

16件のお客様レビュー

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安田祐二は30歳。…

安田祐二は30歳。砲丸投げの元日本代表選手で、いまはエリート会社員。ハンサムで温厚。にこやかで職場や近所での評判もよく、そして、次々と人を絞め殺しては別荘の庭に埋めているのであった…。

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安田祐二は30歳。砲…

安田祐二は30歳。砲丸投げの元日本代表選手で、いまはエリート会社員。ハンサムで温厚。にこやかで職場や近所での評判もよく、そして、次々と人を絞め殺しては別荘の庭に埋めているのであった…。

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誰からも好人物と思わ…

誰からも好人物と思われている主人公は、実は連続殺人犯で、死体を庭に埋めている……。少々グロくて、サイコなホラーです。

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近所で評判のいい男が…

近所で評判のいい男が次々と殺人を犯していくサイコホラー。あまりにもワンパターンすぎる。

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こんなにぽんぽんと殺…

こんなにぽんぽんと殺人っていうのは進まない リアルぢゃなかった

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2023/08/25

終始、主人公の体温を主観的に感じる作品。生ぬるく、それでいて心地の良い温度ではなく、何処となく不気味なものを感じる温度。まるで料理人が手際よく調理をするようなテンポ感で殺人が行われていく。最近の作品でよくあるラストのどんでん返しなどがある訳でもなく、ひたすら主人公の脳内のコックピ...

終始、主人公の体温を主観的に感じる作品。生ぬるく、それでいて心地の良い温度ではなく、何処となく不気味なものを感じる温度。まるで料理人が手際よく調理をするようなテンポ感で殺人が行われていく。最近の作品でよくあるラストのどんでん返しなどがある訳でもなく、ひたすら主人公の脳内のコックピットに座って行動を見ているかのようなものだった。

Posted byブクログ

2012/08/24

この本を面白いと感じる人はたぶん人間が好きな人なんだと思う。好きでなくとも一定以上の興味を持ってる人。人が生まれて生きているってことを4次元的に認識出来る人。

Posted byブクログ

2012/05/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湘南殺人医のレビューに、「ハンサムなサラリーマン」って書いちゃったけど、間違いだったorz こっちと間違えた… こっちの主人公が、ハンサムなサラリーマン。 湘南殺人医は、ものすごい才能を持った医者、でハンサムじゃなかったや。 …と、主人公を間違えるくらい、これもまた後味の似た大石ワールドな本。 (言い訳) 普通なヒトの、普通な生活の裏に潜むドロドロした、でも純粋な殺意。 悪意のない殺意。 殺人のための、殺意。 さくっと読める良本です。

Posted byブクログ

2011/07/14

2011年7月13日読了。だけれども多分中学か高校で絶対読んだことある。皮膚病の犬の描写で思い出した。 世界にスペアの無い、かけがえのない存在である人間を殺し悦に入る、社会的にはエリートの類いにある男の話。 相変わらず人を殺す描写に容赦が無いなー。 この本読んで、人間なんて...

2011年7月13日読了。だけれども多分中学か高校で絶対読んだことある。皮膚病の犬の描写で思い出した。 世界にスペアの無い、かけがえのない存在である人間を殺し悦に入る、社会的にはエリートの類いにある男の話。 相変わらず人を殺す描写に容赦が無いなー。 この本読んで、人間なんてちっぽけなもんだなと実感。 オチ欲しいなー

Posted byブクログ

2010/06/24

元砲丸投げの日本代表選手で、今はエリート社員で、趣味がよく、人当たりもいい主人公。けれど、彼は次々に人を殺しては、別荘にその遺体を埋めていた。  大石圭は、なぜこういう主人公ばかりを描くのだろうか。  確かに、残酷な殺人鬼がいかにもという風情であるより、まさかこの人がという方が...

元砲丸投げの日本代表選手で、今はエリート社員で、趣味がよく、人当たりもいい主人公。けれど、彼は次々に人を殺しては、別荘にその遺体を埋めていた。  大石圭は、なぜこういう主人公ばかりを描くのだろうか。  確かに、残酷な殺人鬼がいかにもという風情であるより、まさかこの人がという方がインパクトはある。そして、こういうトラウマがあってこういうひどい人間になりました、という展開も、すでに世に満ちてパターンとなっている。だからあえて、何の罪悪感もなく、淡々と犯罪を重ねていく主人公というのは、新鮮なような錯覚がある。  だからといって、こんなにも同じような主人公を連ねる必要は、多分ない。  一体、大石圭は何を望んでいるのだろうか。  こういう主人公が、破滅していくこと?  それとも、一見社会的に成功しているようでありながら、社会の重さにあえいでいる弱い者への哀惜を読みとることを望んでいるのだろうか。  多分、それがわからないから、大石圭を読み続けているのだろうと思う。  

Posted byブクログ