シャープの謎 の商品レビュー
1,人は認められると、感動する。それも、自分が得意だと思っている才能を高く評価してもらうと やる気が出てくる。 2,企業に絶対的な権力者がいなくなったとき、組織の求心力は弱まる。権力闘争は、社員のやる気をそぐ。上層部を、創業者ほど信頼しなくなる。 3,公募エン...
1,人は認められると、感動する。それも、自分が得意だと思っている才能を高く評価してもらうと やる気が出てくる。 2,企業に絶対的な権力者がいなくなったとき、組織の求心力は弱まる。権力闘争は、社員のやる気をそぐ。上層部を、創業者ほど信頼しなくなる。 3,公募エントリー制度あり ①キャリアアップコース(緊急かつ重要なテーマ) ②スキルチエンジコース ③アクテイブレデイコース(職域を拡大するテーマを募集する)4,サラリーマン社長では、長い間苦楽を共にしてきた同士を見捨てることが出来ない。 コア事業を戦略的に育成することで、おおきな遅れを取ってしまう。 5,日本は、製造部門に比較して、営業の生産性が低い。無駄な行動が多い。アポ無し訪問、接待ゴルフ、 6,ブランドを高めるコツ ブランド品以外を、選択と集中で、切り捨てる。やめる。 7,シャープが初出荷したもの。 テレビ、ラジオ、電子レンジ、シャープペン 関西の電気御三家 松下、三洋、シャープ 8,サービスを完了した翌日に、いかがコールをし、その結果をサービスマンにフィードバックすると モチベーションが高まる。
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2012年9月現在、シャープの経営不振がニュースになっている。 数年前までは勝ち組と言われたシャープが、なぜこのようになってしまったのか、本書が書かれた好調になり始めた2004年の経営方針の中に大きく見誤る点があったのではないかと思い読了。 読んでみての感想は、松下、三洋、シ...
2012年9月現在、シャープの経営不振がニュースになっている。 数年前までは勝ち組と言われたシャープが、なぜこのようになってしまったのか、本書が書かれた好調になり始めた2004年の経営方針の中に大きく見誤る点があったのではないかと思い読了。 読んでみての感想は、松下、三洋、シャープと大阪3大電機会社で、大手の中の小企業と言っているシャープは、真面目で本業のみに選択と集中を行い、垂直的な経営を行って、液晶や大陽電池で先進的な経営を行っていたし、決してまちがってはいなかったと思う。 ただし、シャープの製品群には、予想以上に垂直統合よりも、水平分業化が進んだこと、液晶の値崩れが極端に進んだこと、特化するために身の丈以上に投資をしてきたことが全て悪い方向に外れたように思えた。 賭博や博打もそうだが、経営における一寸先も闇。今は、会社としてよい風土を持っているシャープの復活を心より願いたい。蛇足的だが、日産のゴーン社長が「日本の現場は世界最高レベルだが、欠けているのは戦略性です」(P.86)という言葉が妙に心に残った。
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シャープ株式会社の性格について。大企業でありながらベンチャー企業のような精神を持ち続け、独創的な商品を生み出しているという。キーデバイスを自社で作り、応用製品も作っているのは魅力的。文章はやや冗長に感じたが、私には少し難しかったのかな。「シャープの謎」という題だが良い意味での謎ら...
シャープ株式会社の性格について。大企業でありながらベンチャー企業のような精神を持ち続け、独創的な商品を生み出しているという。キーデバイスを自社で作り、応用製品も作っているのは魅力的。文章はやや冗長に感じたが、私には少し難しかったのかな。「シャープの謎」という題だが良い意味での謎らしい。
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やや誇張されているところもあるけど、なるほどと納得できる部分も。大きな中小企業なシャープが個人的に大好きです。
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