天の刻 の商品レビュー
短編集。すべてにおいて死というのもが語られています。 シュールで美しい世界なのですが、どうも好きになれなかった。死って、そんなに美しいものじゃないような気がして。。。
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”いつ死んでもいい・・四十代も終わりにさしかかろうとする女たちが、思いがけず、恋愛の極みへと誘われていく(中略)エロスとタナトスが、絶妙の筆致で融合された極上の恋愛作品集。” と背表紙に書かれていて、普段、あまり恋愛小説を読まない私が手に取った。 もう一つの誘惑は解説...
”いつ死んでもいい・・四十代も終わりにさしかかろうとする女たちが、思いがけず、恋愛の極みへと誘われていく(中略)エロスとタナトスが、絶妙の筆致で融合された極上の恋愛作品集。” と背表紙に書かれていて、普段、あまり恋愛小説を読まない私が手に取った。 もう一つの誘惑は解説者:篠田節子さんの『R15とか18禁という規制が映画にあるなら、この短編集をR35とするのはいかがだろうか。本当はR40としたいところだが、大人びた女性のために、一応30歳以上読解可能の書、としておこう』この件(くだり)です。 歳を重ねると、これは順番として仕方ないのだろうけど、登場人物、主人公の年齢がどんどん低くなっていく。自分の年齢くらいの登場人物は脇を固める名わき役でしかない現状。 ところがどっこい、歳を重ねたって生きていたら毎日がドラマじゃないですか!! 私を主人公にするドラマは毎日継続され、生を閉じるまで続くのです。 そしてもっともっと歳を重ねた諸先輩方も然りです。 んなわけで、どんな風に書かれているのか・・そんな興味でこの本を、小池真理子さんの書を久々に手に取ったのだけど・・・ やっぱり私のいつのまにか自然に培われた信条『スポーツと恋愛は人がやってるのをみるもんじゃない、自分でするもんだ』は変わりません。 いや、実際、するかどうかは別です。 何故なら、そんな理由で私はサッカーを見ない、私はゴルフを見ない、私は野球をバレーボールをマラソンを見ないからです。 これ、やれと言われてできるもんじゃありません。 私の現在やってるスポーツと言ったら、ウオーキングとせいぜいマシントレーニング&水泳位です。 それでもどっかに『スポーツは見るもんじゃない、やるもん』の信条が興味を突き動かさないのです。 こないだのオリンピックも観たのは開会式と閉会式、例外で体操関係とシンクロは見ました^_^; あれは超能力と芸術、と私の中で納まっているから(屁理屈) ってことで、本書の感想ですが、短編6篇の恋物語の中、何人かが自死していきます。 小池さんはどう思って書いたのか・・死なせ過ぎ・・・ 私は二つの病気と共存していますが、私と死は全く重ならず、なんせ126まで生きるつもりなので、この年齢が陥りやすいウツ状態の先の死など全く見えません。 精神の描写も偏ってて、私の周りには見かけない人だらけ・・・なんか婦人公論的書き口なんだよね・・^_^; いや、考えようによっては、私の周りが少数派ってことも有り得るから、大きな事は言えませんが(笑) それでもこの領域(年齢の)に生きてる私には現在の状況と本書を切り離して考えられます。 ミステリーやスリラーと同じような感覚で読めます(笑) ただ娘には読んでほしくないな・・・娘には私や私の周りの大人を見て成長てほしいです。 そんなこんなで、解説者:篠田節子さんとは違う意味合いかもしれませんが私も本書をR40と指定したいです。 これからこの楽しい40代を迎える方々にあまり負のイメージを抱かさせるのは残念ですから・・ ハッピーエンドが物語りになりにくいのは、幸せの尺度がそれぞれ違うからかしら・・・
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これが大人の小説なんだって思いました。40代の女性のいろんな形の恋愛。そして死についての思い。確かにR35にしてもいいと思います。ヒロインたちの気持ちが痛いほど伝わってきます。ついに私も熟女の仲間入り?
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人の感情の機微がわかるのも、大人ならではのものかもしれない。人の感情は、大人になっても深く細やかになっていくものだと思うこの頃。
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今読んだ事を後悔、激しく後悔しました。 解説で篠田節子さんが書かれているように、この作品はR-35なのだと思います。 今の私では到底、本当の意味でこの作品ののめり込む事が出来ません。 今の感覚を憶えたまま35歳になって、そうしたらもう一度読みたい。そう思う作品です。 という事で、...
今読んだ事を後悔、激しく後悔しました。 解説で篠田節子さんが書かれているように、この作品はR-35なのだと思います。 今の私では到底、本当の意味でこの作品ののめり込む事が出来ません。 今の感覚を憶えたまま35歳になって、そうしたらもう一度読みたい。そう思う作品です。 という事で、35歳以上の女性にお勧め致します。
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