ぱんぷくりん 鶴之巻(鶴之巻) の商品レビュー
宮部さんってこんな絵本も出しておられたんですね。文庫の新刊のお知らせに興味をそそられ読んでみました。宝船のテンプク、招き猫の肩こり、鳥居の引越し、など、優しくて温かい、そしてオチでクスっと笑わせられるお話が三つ。絵は黒鉄ヒロシさん。全ページ、夕焼けを基調にしたような暖かい色合いが...
宮部さんってこんな絵本も出しておられたんですね。文庫の新刊のお知らせに興味をそそられ読んでみました。宝船のテンプク、招き猫の肩こり、鳥居の引越し、など、優しくて温かい、そしてオチでクスっと笑わせられるお話が三つ。絵は黒鉄ヒロシさん。全ページ、夕焼けを基調にしたような暖かい色合いがとても好きでした。ビルやカタカナのお店があったりして、舞台は現代に決まっているんだけど、なんでだろ、江戸時代を思わせる懐かしさに満ちていてね。黒鉄さんの絵って、お洒落な反面、ちょっとブラックなイメージが強くて、それはそれで好きだったんだけど、全然違ったテイストで、うん、ぱんぷくりん、とてもよかったです。それにしても・・・閻魔さまが信号を渡って、四軒目の家の角を右に・・・また交差点で信号待ちをしてから通りがかったタクシーに乗って地獄に帰ってしまった、なんて楽しすぎる!(*^_^*)
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第1話「宝船のテンプク」…七人の神様が乗った宝船はときどき、テンプク!するんだそうです。それはなぜ? それは助けてくれた人に幸せをあたえるためなのだそうです。第2話「招き猫の肩こり」…日本中の招き猫はずっと手をあげているために肩が凝って芯までくたびれていました。そこで感謝もしてく...
第1話「宝船のテンプク」…七人の神様が乗った宝船はときどき、テンプク!するんだそうです。それはなぜ? それは助けてくれた人に幸せをあたえるためなのだそうです。第2話「招き猫の肩こり」…日本中の招き猫はずっと手をあげているために肩が凝って芯までくたびれていました。そこで感謝もしてくれない人間をほっといて、みんなで温泉にいってしまいました。第3話「鳥居の引越し」…ある日、鳥居は神社とけんかをし、怒った鳥居は引っ越しをすること。まずは大きなビルに引っ越したけど…
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