桶川ストーカー殺人事件 の商品レビュー

清水潔(著者)

「これはもう過去の事…

[文庫ＯＦＦ]

「これはもう過去の事」あらゆる事件や事故がそう断定できなくなる一冊です。描写が本当に上手で、何回も読み返しました。改めて犯罪を見直す切欠を作ってくれると思います。

とにかく上●署の姿勢…

[文庫ＯＦＦ]

とにかく上●署の姿勢に腹が立った！　警察、そして「大手」と呼ばれるメディア。はなから絶対的な信頼、信用はしていないけど、ここまでとは……。この本を読まなければ、あなたがこの事件について知っている情報はそこまで。できるだけ多くの人に読んでもらいたい。

ニュースの第一報をＴ…

[文庫ＯＦＦ]

ニュースの第一報をＴＶで見たのは、中学３年でした。友人の家で見ていて「大変だね。怖いね。」と言ったのを覚えています。その数年後、猪野さんの半生を綴ったドラマ(内山理名さん主演)を見て、警察の怠慢に本当に腹がたちました。猪野さん、悔しかったですよね。痛かったですよね。すごく怖かったですよね。猪野さんの友人が「詩織は犯人と警察に殺されたんです。」という言葉。いつも怯えていた猪野さん。必死に猪野さんを守った友人とご家族。警察の対応がきちんとされていたら...この事件は必ず未然に防

2025/02/03

「私が殺されたら犯人は小松」
刺殺事件の被害者は友人にそう言い遺していた。何度も警察に足を運んでストーカー被害を訴えていたのに、上尾署は告訴状を改竄し、殺人事件という最悪の結果を招いた。犯人と警察に対しての腹立たしさと、読むほどに募るやるせなさ。
けれど、ジャーナリズムとはこうあるべきだという熱量を感じられたことが救い。清水さんの執念、格好いいです！

2024/10/28

以前この著者の「殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―」を読んでから、凄まじい取材への熱量と執念を持った記者がいる！と度肝を抜かれた。桶川ストーカー殺人事件は当時ニュースで幾度となくTVで報道されていたし、この事件によりストーカー法が成立したことも知っていた。
元週刊誌記者の著者が真相を究明し週刊誌で報じなければ、実行犯やそのグループにまでたどり着けず真相は闇に葬られる可能性もあったのではないか。
過去の事件が風化されることなく、当時事件を知らない生まれていなかった人達にも読んで欲しいと思う。

2024/09/25

10年以上前に読んで、本棚に眠っていた本書を読み返してみた。事件そのものは悲惨だが、被害者のために真実を追い求める報道人の執念を感じた。

2024/09/19

第7回ビブリオバトル全国大会inいこま予選会1-オンライン-で紹介された本です。
https://www.youtube.com/watch?v=6K8iFZB3ArU
2022.2.11

2024/06/30

報道陣にはあまり良い印象を持っていませんが、この人の情熱は凄いなと思いました。犯人家族から怒鳴られて言い返す場面の言葉遣いなどはやっぱり報道陣だなと思いましたが、それ以外はいい人そうな感じです。それにしても警察のお役所仕事的な、事なかれ主義的な、所詮は他人事という姿勢には呆れますね。そのくせプライドばかり高いという。

2024/05/29

昔からのこの事件を知ってはいたが、それ以上の情報が沢山あり、終始驚かされる。
警察のずさんな、いやそんな可愛い言い方で終わるようなものではない、犯罪級の行動によって詩織さんが亡くなったと思うと、本当に悲しい事件だと思う。日本の法改正までを起こしたこの事件の真相を知って欲しい。どうか手に取って読んで頂きたいです。

2024/04/26

ひどい。本当に。最後の砦と思ってる警察がそんな対応。何を信じればいい？？誰に頼ればいい？ストーカーの規制がないから何も出来ないじゃ済まされない。いきどおりを感じる。