小さな贈り物 の商品レビュー
感動的なエッセイ。 「障害受容」について、「子どもを育てる責任」について、「内発的な動機」について、「心理の仕事」について、「緻密な観察」について、「見立て」についてなどなど、一言で簡単に済まされがちな当たり前のことの中身を、経験を通したエッセイという形で、深い理解に導いてくれ...
感動的なエッセイ。 「障害受容」について、「子どもを育てる責任」について、「内発的な動機」について、「心理の仕事」について、「緻密な観察」について、「見立て」についてなどなど、一言で簡単に済まされがちな当たり前のことの中身を、経験を通したエッセイという形で、深い理解に導いてくれる。柔らかい語り口でありながらモヤモヤの霧が晴れるような明晰な言葉たちは、さすがとしか言いようのない感動がある。 特に、心理職にありがちな「それがどうした」と下の句つくような解釈は、「ほとんど意味がない」と言い切り、これがほんものの心理職の人なんだと嬉しくなる。
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