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黄金の島(上) の商品レビュー

3.7

16件のお客様レビュー

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日本では下っ端のヤク…

日本では下っ端のヤクザだった男が兄貴分の命令で海外に身を隠すことになるが、その兄貴分の放った刺客が自らの命を狙ってくる。追っ手からの逃亡生活の中で自分の生きる道を見つけ出す物語。現地の空気がよく伝わってきます。

文庫OFF

本作品の中で、主人公…

本作品の中で、主人公坂口修司と対照的な人物が巧妙に配置されている。兄貴分の砂田。ベトナムで暗躍するブローカー。奈津を密かに愛するクラブの店長。日本密入国を手引きするかつての仲間。そして、ベトナム人の若者たち。直接的にしろ間接的にしろ、彼らを通して、様々な価値観が巧みに浮かび上がっ...

本作品の中で、主人公坂口修司と対照的な人物が巧妙に配置されている。兄貴分の砂田。ベトナムで暗躍するブローカー。奈津を密かに愛するクラブの店長。日本密入国を手引きするかつての仲間。そして、ベトナム人の若者たち。直接的にしろ間接的にしろ、彼らを通して、様々な価値観が巧みに浮かび上がってくる。

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ベトナムを舞台とした…

ベトナムを舞台とした異色のハードボイルド。熱い男たちの魂が,なぜか悲しくせつなくなる。近隣諸国アジアを学ぶ入門書でもある。

文庫OFF

所属する暴力団の幹部…

所属する暴力団の幹部の恨みを買い、バンコクで身を潜めることになった坂口修司。バンコク入りして間もなく、命を狙われ、ベトナムへ逃げることになり、そこでシクロ乗りの若者達と出会う。彼らを通じ、ベトナム人の日本に対する幻想を知ることとなる。私利私欲のため、腹の探り合いなどをするどろどろ...

所属する暴力団の幹部の恨みを買い、バンコクで身を潜めることになった坂口修司。バンコク入りして間もなく、命を狙われ、ベトナムへ逃げることになり、そこでシクロ乗りの若者達と出会う。彼らを通じ、ベトナム人の日本に対する幻想を知ることとなる。私利私欲のため、腹の探り合いなどをするどろどろした人間関係は恐ろしい。一体信用できるのは誰なのかが分からないハラハラした人間関係ともいえるかな・・・

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真保先生は毎回驚かさ…

真保先生は毎回驚かされるほど下調べを行っている感じがある。今回は日本のやくざとベトナムの若者。絡み合うはずのない運命が絡んだとき、死と隣り合わせの冒険が始まる。

文庫OFF

2019/11/05

あらすじ いますぐ逃げろ! 自由と豊かさを求めて 「命の洗濯をしてこい。わかるな、修司」。所属する暴力団の権力抗争から幹部の恨みを買った坂口修司。バンコクへと身を潜めたが、待っていたのは謎の刺客だった。度重なる襲撃をかわし、逃げたベトナムでシクロ乗りの若者と出会う。はたして修司...

あらすじ いますぐ逃げろ! 自由と豊かさを求めて 「命の洗濯をしてこい。わかるな、修司」。所属する暴力団の権力抗争から幹部の恨みを買った坂口修司。バンコクへと身を潜めたが、待っていたのは謎の刺客だった。度重なる襲撃をかわし、逃げたベトナムでシクロ乗りの若者と出会う。はたして修司に安住の地などあるのか。手に汗握る迫真の国際サスペンス超大作。

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2016/04/10

真保裕一さんの作品は、目の離せないテンポ良い展開と爽快さが好きなのですが、本作品は構成が雑なのでは。展開やや遅く、結末も消化不良で残念。

Posted byブクログ

2014/09/07

面白い。 まだ、上巻だけれども先が気になりぐいぐい読んでしまいます。 ベトナムという町の中で必死に生きる少年たちと逃亡したヤクザ。彼らを取り巻く環境が少しづつ狭まっていく。 先が全く見えません。 早く続きが読みたいです。

Posted byブクログ

2014/07/26

23 久しぶりの真保裕一作品。 組の抗争からベトナムに逃げることになったヤクザらしくないヤクザが、ベトナムで必死に生き、必死に黄金の島を目指す若者たちにふれ、自分の生き方をみつめる上巻。 やはりベトナムという国はよい。生と死、ここではベトナム人同士でさえ、弱いものはとことん蔑まれ...

23 久しぶりの真保裕一作品。 組の抗争からベトナムに逃げることになったヤクザらしくないヤクザが、ベトナムで必死に生き、必死に黄金の島を目指す若者たちにふれ、自分の生き方をみつめる上巻。 やはりベトナムという国はよい。生と死、ここではベトナム人同士でさえ、弱いものはとことん蔑まれ、搾取される。 這い上がりたくとも這い上がれない社会的仕組みも社会的な腐敗も、そこには人々が生きることに真剣にならざるを得ない環境が良くも悪くもある。 舞台の素晴らしさが本著のリアリティとダイナミズムを醸し出しており、とにかくベトナムの空気を伝えるための上巻だったとも思える。 下巻は本筋に期待。

Posted byブクログ

2010/02/02

長いくて中盤中だるみするけど、後半は特に、読み応えがある。 暴力団組織から追われてベトナムに逃げ込んだ日本人青年が、ベトナム人とともに密航船にて日本上陸を目指す話。 ドキュメンタリー性もある冒険小説という感じ。発展途上国の人たちの日本への過剰な憧れはすごい共感できる思いがした。

Posted byブクログ